深川を愛する人に、まちの魅力をたずねる。【まちを愛する人に聞く#2】柳澤大輔|焼き鳥アポロ

富岡1丁目から清澄3丁目へ移転した「焼き鳥アポロ」。門前仲町でのオープンから13年目、地元の人たちに愛される人気店です。店主の柳澤大輔さんは、生まれも育ちも深川っ子。古石場一丁目西町会の神輿総代でもあります。今回は深川のまちを愛する人のひとりとして、柳澤さんにまちの変化と魅力について、お話をうかがいました。   –– 柳澤さんのあゆみについてまずは教えてください。 生まれは三好(江東区)、育ちはずっと門前仲町近辺。20代の頃、広告会社でグラフィックデザイナーをしていたんだけど、毎日深夜まで残業しては、先輩たちが近所の焼鳥屋に誘ってくれてね。 店内はいつも煙でモクモク、ガヤガヤ。「あぁいつかこういう店をやりたいな」と憧れたのが今につながる原点で、そこから飲食店に勤めたり、父の印刷所を継いだりして、2012年に門前仲町で焼き鳥アポロを開店した。   –– 焼き鳥アポロについて 富岡(門前仲町)の店は、たった5坪。8席しかなかったけど、おかげさまで地元の人や地元企業に勤める人が足繁く通ってくれた。「ふらっと入ってみたら味がおいしくて」と常連になるお客さんも多くて嬉しかったね。 2024年に清澄に移転してからは、毎日新しい人が来るようになった。そういう人には「どこに住んでいるの?」から始まって、深川のまちや祭のことを説明することが多いね。   –– 深川のまちの今と昔について教えてください。 清澄白河といえば、昔は、お墓にじいさんばあさんに野良猫みたいなイメージだったけど、今や土日になると若いカップルがデートで訪れる場所。 僕は車が好きでよく横浜へでかけるけど、個人的には、清澄白河が横浜の野毛みたいになったらおもしろいなと思っている。清澄白河は今「アートやコーヒーのまち」としてのイメージが定着しつつあるけど、個人経営の小さな飲み屋が集まるようなエリアに発展したらどうだろうか。 一方で、門前仲町方面は、昔からあまり変わっていない気がする。以前よりも飲み歩く人が減ったから、夜は静かになったかもしれないね。 門前仲町には日本一、つまり世界一の御神輿があるとか、太鼓の会がいくつもあるとか、江戸消防記念会の鳶(とび)の人たちがうろちょろしてくれているとか。こうした江戸の文化のおかげで、まちの空気が保たれているのだと思う。 深川のまち全体で、観光客も増えたよね。浅草のようにたくさんの人を迎え入れられるような大型バスの駐車場があったらいいのにと思っているよ。 photo:フカフォト   –– 深川の人たちは、どんな人が多いでしょう。 一言で言えば「小を好む」。シャイで、自分を大きくみせることを好まない人が多い。 「粋な深川 鯔背(いなせ)は神田」なんて言葉のとおり、ここには粋を感じる人がたくさんいる。この辺の仲間とも「粋って何だろう」と話すことがあるけど、俺の親分だった人は「粋には二通りあって、服装もだけど、心も大切なんだ」と話していたね。 手前よりも相手を助ける、でも思いやりだけじゃ、粋じゃない。あと半分は、カッコよさだったり茶目っ気だったりするのだろうね。 天井につるされているアポロロケットの模型 –– 深川といえば「富岡八幡宮例大祭」。柳澤さんにとってどんな存在ですか? 深川をつなぐ絆であり、絶対不可欠な存在。あくまで「フェスティバル」ではなく「神事」だから、俺はそれに守られていて、先人たちが必死に守ってきたそれを次へつながなくてはならないという責任を感じている。 祭のおかげで深川のまちは、何とかまとまっているんだと思うよ。 富岡八幡宮例大祭のお神輿に水しぶき photo:フカフォト 御神輿を担ぐのは、富士山登頂の5倍は達成感があるね。道中お酒を一滴も飲まないから、終わったあとの気分といったら、そりゃあもう最高。 年々担ぎ手が減っていることには危機感を抱いていて、爆発的に担ぎ手を増やすことはできないかもしれないけど、若い人たちがやってみたいと思えるように、祭りの魅力をブラッシュアップして伝える必要があると思う。続きを読む

子どもと一緒にじっくりと家探しができた理由は? 15件以上内見して辿り着いた、理想の住まい【お客様インタビュー#15】

「リフォーム不動産のおかげで、子どもたちと一緒に納得いく家探しとリノベーションができました」そう話すのは、Wさんご夫婦。休日の店舗での相談や内見も、子どもたちがうきうきした様子でついてきてくれるので、時間をかけてじっくり検討できたと教えてくれました。   「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・売却・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件を購入、部分リノベーションを行ったWさんです。   Wさんご一家は、ご夫婦と2人のお子さんの4人暮らし。もともとリフォーム不動産のすぐ近くにお住まいで、清澄白河エリアでフルリノベーションできる中古物件を探していましたが、最終的に辿り着いたのは、南砂のリノベーション済み物件でした。

|「リフォーム」の文字に惹かれて相談をしてみると…….

  –– これまでのお住まいについて教えてください。 6,7年前は職場から近い浜町に住んでいました。当時から清澄白河方面へ散歩に出かけていたのですが、緑が多く園庭のある保育園も多かったので、子どもが生まれてからはより魅力を感じるようになりましたね。それで5年前、下の子が生まれたタイミングで清澄白河エリアへ引っ越しました。その時も、賃貸か購入かで迷ったのですが、結局賃貸マンションを選びましたね。   –– 今回、引っ越しを検討された理由は? 清澄白河で暮らしていた家は55㎡で、子どもの成長と共に広さが必要と感じるようになったのです。 本格的に物件を探し始めたのは去年の夏。2025年に下の子が小学校に入学するので、それまでに引っ越しができれば……という気持ちで検討を進めました。はじめてリフォーム不動産へ相談に訪れたのもちょうどその頃です。家の近くということもありますし、中古物件のリノベーションに憧れていたので「リフォーム」の文字に惹かれて、選びました(笑)。 –– リフォーム不動産の第一印象は? 実は一度、トイレをお借りしたことがあって(笑)。第一印象は「不動産屋っぽくないお店だなぁ」でした。最初の相談で「中古物件の購入、リノベーションを考えていて……」と希望をお伝えしたのですが、押し売りするような空気がなくて、少し驚いたのを覚えています。むしろ「本当に買うべきか」「他の選択肢もあるかもしれない」ともっと手前の段階から、私たちの住まいのことを一緒に考えてくれたので、安心して悩みを相談できました。   –– そこからは、どのように相談を進めたのでしょう。 最初の相談で「ファイナンシャルプランナーに相談してみてはどうでしょう 」と提案をいただいたので、無料ですし試しに受けてみることにしました。結果、教育費や保険を見直し、先々の資金計画をスッキリと整理できました。この相談のおかげで、家探しに集中することができたので、今となっては受けてよかったと思います。 そこからは、お店にうかがっての相談もありましたが、基本的な連絡のやりとりをLINEで完結できたのでとても助かりました。お店も、子どもたちがくつろげる環境で、最後の方はまるで家に入るような感覚で、子どもたちのほうがワクワクしながら訪問していました(笑)。

|15件以上内見し、辿り着いたのは「南砂」

  –– 希望の条件は? 清澄白河エリアで70㎡ほどの広さがあり、フルリノベーションできる物件を希望していました。それから自動車も持っていたので、駐車場も条件に含めていましたね。   –– 最終的に辿り着いたのは南砂の物件でしたね。 最初の相談で「予算の範囲で購入できる物件が少ないので、エリアを広げて考えた方がいいかもしれない」とアドバイスをいただいたのです。清澄白河が気に入っていたし、子どもたちの友だちもいて、転校もできればさせたくない気持ちもあり……。エリアを広げることに、最初は躊躇しました。でも少しずつ内見していくうちに、だんだんと優先順位の整理がついて、最終的には希望したエリアだけでなく、住吉、西大島、東陽町など広範囲で物件を探していくことになりました。   –– 内見はいくつしましたか? 1年で15件以上見ました。意外だったのが、リノベーション済み物件が多かったことです。最近は、不動産会社が買い取ってリノベーションした状態で販売されている物件が多いと聞いていましたが、おそらく内見した物件のうち半数以上はリノベーション済みでしたね。申込までした物件もありましたが、二番手で契約に至らず、内見からのスピード感も、そこから意識するようになりました。   –– 続きを読む

後悔しない売却のポイントは? 10年暮らした住まいの売却と住み替え先のリノベーションを、リフォーム不動産に託した理由【お客様インタビュー#14】

住まい選びは、人生のターニングポイント。自分はもちろん、家族の将来を左右する資産でもあるから、信頼できる人に相談したい。そんな切実な思いから、リフォーム不動産で物件を売却されたお客さまがいらっしゃいます。 リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・売却・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古マンションの売却とリノベーションをされた、Iさんご家族です。 Iさんは、夫と3人のお子さん(小学6年生の男の子 / 3年生の男の子 / 1年生の女の子)の5人暮らし。10年以上お住まいの物件から、子どもの成長にともない、住み替えを決断。リフォーム不動産では、Iさん家族の思い出の詰まった住まいの売却と、住み替え先のリノベーションをお手伝いしました。今回は、物件売却を中心にリアルな体験談を伺います。

|子どもの成長に合わせて、個々の空間と家族の空間を見直したい

  –– 住み替えを検討された、きっかけを教えてください。 もともと暮らしていた中古マンションは、結婚を機に購入した物件で、12年ほど住んでいました。ご近所づきあいも良好で、環境もよく、とても気に入っていたのですが、コロナをきっかけに、子どもが家で過ごす時間が増えて、成長にあった生活空間の必要を感じるようになりました。 家族みんなで気兼ねなく集まれるリビングと、個々がちょうど良い距離でいられる環境を考えると、新しい家で暮らすことも選択肢の一つかもしれない……と、住み替えを考えはじめたのがスタートです。 –– 検討をはじめてから、いくつか別の不動産屋にもご相談されたそうですね。 はい。3年ほど前に住み替えの検討をはじめたのですが、自分たちだけで調べるのには限界を感じて、近くの不動産屋で相談してみました。その不動産屋は、とても親身に相談に乗ってくれて、物件査定までしてくれたのですが、なかなか住み替え先の内見に行けず、ゆっくりと検討を進めているうちに、担当の方が転勤になってしまったのです。 結局、その不動産屋とは疎遠になってしまい、現在の住まいが売りに出ているのを偶然みつけて、これはいいかも! と、別の不動産屋を通じて話が進み、購入を決めることになりました。   –– では、なぜ売却をリフォーム不動産にご相談してくださったのでしょう。 新しい住まいを購入した先の不動産屋(大手仲介会社)で売却もお願いしようと査定を依頼したところ、最初に相談していた不動産屋の査定よりも1000万円近く低い価格を提示されたのです。 売却で大きな利益を出したかったわけでもないですし、交渉も苦手だったのですが……大切な時間を過ごした家の価値がこんなに低いものなのだろうか? 家族のこれからに関わる商談が、相手によって大きく変わってしまうのはどうなのだろう? と、悩みました。 そこで、地域のことをよく知っている不動産屋が私たちの家の価値をどう見るのか、率直な意見を聞いてみようと、思い切ってリフォーム不動産にご相談したのです。  

|愛着のある家を、同じように大切にしてくれる人へと繋ぐために

  –– リフォーム不動産は、もともとご存知でしたか? はい。保育園の送迎でよく通る道にあったので、以前から気になっていました。実は、売却を検討しはじめた頃、一度リノベーションのご相談に伺っています。 そのときは、いい物件に出会えなければ、当時住んでいた家の間取りを変更することで問題解決ができるのではないか? と、選択肢の一つとしてリノベーションを考えていました。近所でリノベーションもできる不動産屋について調べていたところ、リフォーム不動産の代表の柴田さんが書かれた「江戸の長屋暮らし」のコラムが、たまたま目に入ったのです。こんなに地域のことを考えている不動産屋があるのかと驚いたのを覚えています。続きを読む

小さな工夫と大きな収納で、60m2が広々空間に。清澄白河で叶えた、理想のリノベーション【お客様インタビュー#13】

「5階ですけど、ここからの眺めは空が広くて、想像以上に明るいんですよ」清澄白河駅からほど近い11階建てのマンション。大通りに面しており、車の騒音が気になるかと思いきや、意外にも静か。リビングに面したベランダの窓から見えるのは、下町風情溢れる穏やかな景色と、ぽっかり広がる青い空。のんびりとした時の流れに、都会の真ん中にいることすら忘れてしまいそうです。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、清澄白河駅周辺に中古物件を購入、リノベーションされた、Sさんご夫婦です。 Sさんは、夫と現在1歳半のお子さんと3人暮らし。もともと深川エリアにお住まいで、近所で物件を探していました。リフォーム不動産で物件購入を検討していることを相談してみると、急いで今後を決めなくてはならない事情が判明。期限も迫る中で、ベストを探ったリノベーション。どのようにして理想の住まいにたどり着いたのか、リアルな体験談を伺います。

リミットは3カ月。「購入か賃貸か」の迷いから「購入」を決めるまで

  –– まずは物件を探し始めたきっかけを教えてください。 おしゃれなお部屋やインテリアを見るのが好きで、リノベーションへの憧れがありました。子どもが生まれて、そろそろ引っ越しを…と思い立ったものの、私たちが物件購入できるのかもわからなかったので、ざっくばらんに相談してみようと、2022年の秋にリフォーム不動産へ問い合わせてみました。「ファイナンシャルプランナーへの相談も無料」と書かれていたので、それも決め手のひとつになりましたね。   –– リフォーム不動産は、以前からご存じだったのですか? はい。「深川くらし」のSNSをチェックしていましたし、散歩の途中でお店の前を通ったことがありました。通りに面した窓に貼ってある物件情報を見て「相談してみたいなぁ」と思いつつも、ふわっとした希望の段階では、なかなか踏み切れなくて。それでまずはZoomでのオンライン相談を希望してみたのです。 –– 実際に相談してみて、印象はいかがでしたか。 Zoomでお話しして、私たちのような状態でも相談して良いのかと安心したので、次は店舗で相談をしてみることにしました。子どもが小さいので、ゆったりくつろげるソファがあって、とても助かりました。お散歩のような感覚でお店に行けたのも、ありがたかったです。   –– ファイナンシャルプランナーの相談はいかがでしたか。 もともと「物件購入ができるのか」を相談するつもりだったのですが、いざ相談してみると私たちの年齢と育休による一時的な収入減の関係で、ペアローンを組むなら、年末までに物件購入しないと金額に大きな差が出てしまうとわかり、検討段階から一気に「物件を購入する」へと舵を切ることになりました。 購入自体は、想定以上の予算を組んでも大丈夫と安心できましたし、今後の生活や教育費に関しても、一つひとつ解決策を提示してくださったので、相談してよかったなと思っています。   –– 秋頃にご相談をされたということは、決断までに3カ月ほどしかなかったのですね。

「悪いところがない物件」決め手は、先回りした間取りのイメージ!

  –– 物件の希望条件について教えてください。 高橋(森下駅方面)の賃貸で暮らしていたのですが、借りていた物件が70m2もあり、広々とした空間に慣れていたので、まずは同じくらいの広さを条件に挙げました。それから、子どもの保育園から徒歩10分程度の距離にあること。いくつかエリア外も内見してみましたが、最終的にはマストの条件になり、清澄白河駅周辺に絞られていきました。途中、予算の都合でリノベーション済み物件も検討したのですが、その空間でゆったりと暮らすイメージが湧かず。リノベーションは必須条件であることを再確認しました。 –– 内見はいくつされましたか? 全部で6件くらいでしょうか。保育園の近くに絞ってからは、3件ほど見たと思います。   –– 現在のお住まいの決め手は何でしょう。 ここは保育園からも近いですし、日当たりも良くて、悪いところがほとんど見当たらなかったんです。ただ、広さが60m2しかなくて、2LDKの少し変わった間取りで。この家で快適に暮らすイメージが、なかなか湧かず。もう一件見てから決めようとギリギリまで悩んだのですが、期限も迫り「年内にここよりも良い物件が出てくるとは限らない」と、思い切って決めました。   –– 物件との出会いは、タイミングもありますよね…!  そうですね。でも私たちが悩んでいる時、部屋の間取りを変更した際のイメージを、リフォーム不動産の担当者と施工会社が先回りして用意してくれたのです!イメージを見せていただいたおかげで、安心して、物件の購入に踏み切れました。続きを読む

東京スカイツリーと隅田川花火を横目にワインを楽しむ!買い物も通勤も実は便利なTHE下町・向島ライフ【インタビュー#12】

清澄白河から車で北へ15分。隅田川の東岸、スカイツリーのふもとに広がる街「向島」。江戸期からの繁華街・浅草から見て隅田川の「向こう側」に位置することが名前の由来とされています。古くからの桜の名所でもあり、料亭をはじめ有名な老舗店も数多く残るエリアですが「訪れたことがない」という方も多いのではないでしょうか。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、墨田区向島に中古物件を購入、リノベーションされた、Yさんご夫婦です。 「将来は犬と一緒に暮らしたい」「大好きなワインをゆったり楽しむ家をつくりたい」。そんな夢を叶えるべく、清澄白河周辺でペット可・リノベーション可の物件を探してみるも、なかなかピンとくる物件に巡り会えなかったおふたり。最終的にたどり着いた物件は、隅田川のすぐ近く、向島の中古マンションでした。 当初、候補になかったという向島エリア。決め手は一体何だったのでしょう。詳しく伺いました。

|生年月日が同じ!親近感だけではない、信頼の秘密

  –– 深川エリアで物件を探し始めたきっかけを教えてください。 もともと私たちは6年間、森下近くの賃貸物件に住んでいました。下町の風情が好きで、近所に行きつけの飲食店もありましたし、深川エリアに愛着を感じていたんです。1年ほど前から、今後の人生を考えて、そろそろ犬を飼える家に引っ越そうかという話になりました。50代後半で、賃貸物件を選ぶのならば、同じくらいの金額で中古マンションを探してみるのもいいかもしれない。せっかくならリノベーションもして、大好きなワインを楽しむ理想の空間をつくりたい、と夢が膨らみ、いよいよリフォーム不動産に相談することを決めました。 –– リフォーム不動産は、もともとご存じだったのですか? 何度か散歩の途中でお店の前を通ったことがありました。問い合わせをしたのは「深川くらし」に掲載されていたリノベーション体験記がきっかけです。このあたりで、ペット可の物件をリノベーションした事例はないかと、参考になりそうな記事を調べていたら、偶然たどり着いた。そこでリフォーム不動産の情報を見て、あぁ、あの門前仲町へ行く途中にある美容室みたいな佇まいのお店か、と気がつきましたね。   –– 実際に相談してみて、印象はいかがでしたか。 実は最初に問い合わせしたとき、代表の柴田さんから「同じ年齢です」とお返事をいただいて。お店に伺って相談をしてみると、なんと誕生日まで同じだとわかって、一気に親近感が湧きました。その後も柴田さんが対応してくださったのですが、大手の画一的な対応とは真逆の、温かいコミュニケーションに何度も救われましたね。物件の検討中、強く押されていたら購入を決めていたかもしれない場面が何度かあったのですが、そんなときに営業するのではなく、私たちの目線に立って本音で意見してくれた。だから、最後まで信頼できましたね。  

|向島の決め手は「花火」だった!?

  –– その後は、どんな流れで検討を進めましたか? 物件購入もリノベーションもはじめて。50代後半でローンを組めるのか、資金繰りの方法もわからなかったので、まずは資産について相談をしました。ファイナンシャルプランナーの方を紹介いただき、人生計画について、細かにアドバイスをいただきました。これまで入っていた保険も全て見直して、物件購入やリノベーションの具体的な予算が見えてきました。   –– いよいよ物件を検討できる状態になりましたね。「ペット可」「リノベーション可」以外にも、物件の希望はありましたか? 最初は深川エリアで50㎡以上、駅から徒歩10分程度。可能であれば、毎日使えるスーパーが近くにあったり、通勤で使う路線の駅が最寄にあることを条件に挙げました。   –– 内見はいくつされましたか? 結局、6カ月かけて10件以上を見てまわりました。探し始めた時点で、家賃の更新時期も過ぎていましたし、焦りはなかったとはいえ、「ペット可」かつ「リノベーション可」の物件が少なく、思った以上に時間がかかりましたね。 途中、リノベーション済み物件も検討したのですが、その空間でワインを楽しんだりゆったりと暮らすイメージが湧かず、結局、リノベーションは必須条件であることを再確認しました。   –– 他にも検討の過程で、条件に変化はありましたか? 大きなところですと、予算金額でしょうか。当時設定していた予算のままだと、諦めるポイントがどんどん増えていくと気がついて、人生計画を見直し、予算の上限を上げました。続きを読む

【お客様インタビュー#11】ここはNEXT清澄白河?西大島だから実現した、眺望抜群の環境と理想のリノベーション

隅田川から旧中川を結ぶ、小名木川。清澄白河や木場を超えて、さらに東へと歩いた先に位置する「西大島」エリアに、今回伺ったお宅があります。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、西大島に中古物件を購入、リノベーションされた、Iさんご夫婦です。 2匹の猫と暮らすIさんご夫婦。いつか中古リノベーションをしてみたい、という希望と2匹の猫とゆったりと生活できる快適な環境を探し、たどり着いたのは、西大島駅から徒歩10分の中古物件でした。探し始めた当初は、清澄白河駅周辺も検討されていたというおふたり。住んでから実感する、西大島の魅力とは? 詳しく伺いました。

偶然体験記を読んで、リフォーム不動産に問い合わせ

  –– おふたりは、もともとどちらにお住まいでしたか? 荒川区町屋の賃貸物件に住んでいました。角地にあるマンションで、窓を開けるとすぐ目の前に隅田川が広がっていて、非常に眺望のいい物件でしたね。 –– 引っ越しを検討されたのは、何かきっかけがあったのでしょうか? 暮らし始めてしばらく経つと、家の前に道路ができて、騒音が気になり始めました。猫たちと暮らし続けるには手狭だったこともあり、そろそろ長く生活できる家を探そうか、と思い立ったのがきっかけです。   –– その時点で「中古物件をリノベーションしよう」と決めていましたか? そうですね、妻は新築物件のイメージが強かったようですが、私はなんとなくイメージをしていました。もともとリノベーション物件を見るのが好きで、日頃から検索サイトを眺めていたので。3年ほど前にも一度、そういったサイトを経由して、興味本位で内見をしたことがあります。とはいえ、本格的に探し始めたのは昨年の2月頃ですね。   –– さまざまな検索サイトや不動産屋があるなかで、どうしてリフォーム不動産にたどり着いたのでしょう。 あるとき地図を見ていて、清澄白河や門前仲町あたりの環境が良さそうだなと気になったのです。「深川 不動産」のようなワードで検索して、たまたまヒットしたのがリフォーム不動産の「リノベーション体験記」でした。そこに書かれた内容が「猫2匹を飼っている」「中古物件のリノベーション」など、私たちと近い条件で、親しみを感じたので、問い合わせてみることにしました。2022年3月頃のことです。

Iさんご夫婦が共感した体験記はこちら

  –– リフォーム不動産の第一印象はいかがでしたか? 不動産屋といえば、やはり営業のイメージがあったのです。ですから少し身構えたところもあるのですが、リフォーム不動産は上から目線でなく、みなさん一緒になって考えてくださる。根掘り葉掘り要望を聞き出すというよりも、相談をじっくりと聞いてくれるスタンスで、とても安心しましたね。   –– 問い合わせの時点で、資産に関する相談もあったと伺いました。 そうなんです。実は、ローンの相談の前に、相続や資産について悩んでいまして、一度専門家に話を聞きたいと考えていたのです。ですから、すぐにファイナンシャルプランナーの相談をご案内いただけたのが、ありがたかったです。3回の相談を経て、自分たちの収入に見合ったローンの上限額を計算して、保険も見直して。お金まわりをすっきりと整理した状態で、物件購入に臨むことができました。  

ここしかない! 間取りの時点で即決

  –– 先ほど、清澄白河や門前仲町エリアで物件を探していたとおっしゃっていましたね。 はい。ただ「絶対に清澄白河に住みたい!」というよりも「理想的だな」くらいの温度感でした。町屋で暮らす前は、祖師谷で暮らしていたこともあり「また西の方もいいかな」なんて思っていたくらいです。理想の条件と価格を鑑みると、清澄白河エリアは予算オーバーしてしまうと早々にわかったので、広いエリアで物件を探しました。  …続きを読む

【インタビュー#10】清澄白河で20年以上暮らした夫婦が、東大島で物件購入して気がついた「家探しで大切なこと」

江東区の東端に位置する都営新宿線「東大島駅」。駅のすぐそばには、旧中川と荒川が流れ、ふたつの川をまたぐようにして大島小松川公園の緑が広がります。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、東大島に中古物件を購入された、Tさんご夫婦です。 Tさんご夫婦は、20年以上白河の賃貸物件で暮らしていましたが、定年退職を機に、老後も落ち着いて暮らせる家を探し始めました。最終的に選んだ家は、東大島駅から徒歩3分の物件。決断のポイントは一体何だったのか? 詳しく伺いました。

21年間暮らした白河との別れ

  –– おふたりは、清澄白河駅の近くにお住まいだったのですか。 ええ。21年間、白河のマンションに住んでいました。結婚してまもない頃だったので、妻が門前仲町で暮らしていて馴染みがあったことや、ふたりとも会社へのアクセスがよいことを理由に選んだのです。当時は半蔵門線もまだ通っておらず、現在のような「おしゃれな街」に変わるとは、思いもしませんでした。 ▲写真:現在は、複合施設・タワーマンションとなっている交差点も、20年前まで同潤会清砂通アパートメントが建っていたんだそう(交差点の建物は、当時のシンメトリーな雰囲気をそのまま残しています)   –– 20年以上暮らしていると、街への愛着も相当なものですよね。 そうですね。木場公園や隅田川、清澄白河周辺は、どこを歩いても気持ちがよいです。古い街並みもありつつ、新しい風が入ってくるところも好きでした。一時期、毎週のように通っていた「実用洋食 七福」は、おかみさんとすっかり顔馴染みになりましたね。定年退職を機に新しい住まいを探そうとふたりで決めていたものの、街から離れる時は、もう涙涙の別れでした。 ▲写真:白河3丁目の老舗洋食店「実用洋食 七福」   –– 清澄白河周辺で物件を探そう、と考えたこともありましたか? もちろん。本音をいえば、住み慣れた街から離れたくなかったのですが、検討し始めたタイミングで、すでに物件の価格がかなり高騰していたので、条件に合う物件が出てくることは、あまり期待していませんでした。リフォーム不動産へ訪れる前に、ファイナンシャルプランナーへ相談したり、大手検索サイトで相場を調べたりもしていたのですが、早々に諦めがつきましたね。  

複数の街を見るも、ピンとくる物件に出会えず…

  –– リフォーム不動産は、以前からご存じでしたか。 店舗ができたばかりの頃に、門前仲町方面を散歩していて存在に気がつきました。よくあるタイプの不動産屋は、外観が同じに見えて入りづらかったのですが、リフォーム不動産はちょっと雰囲気が違った。とてもカジュアルで、ここなら入りやすいな、なんて思いました。それからも、Instagramのアカウントをフォローして、なんとなく存在を気にしていたので、今回思い切って訪れてみることにしてみたのです。   –– どのようなことを相談されましたか。 予算金額と広さ…具体的には60平米以上、シングルベッドが2台入る6畳以上の寝室、…それから立地…駅から5分以内…といった条件をお伝えしました。ふたりとも実家が千葉県なので、西側にエリアを広げるイメージはなく、東側で物件を探していました。最初は希望もぼんやりとしていたのですが、リフォーム不動産は、私たちの要望をごりごりと掘り起こすのではなく、現状の希望にていねいに耳を傾けてくれたので、心から信頼できました。   –– リノベーションは、希望されていなかったのですね。 広さや立地に比べると、内装の優先度はずっと低かったです。理想のイメージがなかったですし「深川くらし」のサイトを見ても、他のみなさんのようなおしゃれな家のようにリノベーションできる自信もなくて……(笑)。どうしても必要なときの最終手段として、頭の片隅にある程度でした。続きを読む

【インタビュー#9】誰もがうらやむ、ホテルのようなリノベーション! 辿り着くまでに欠かせなかった相談相手とは?

「あのときこうしていれば、もっと良い家ができていたのに…」そんな後悔をしないために、細部まで妥協せず、理想のリノベーションを追求したお住まいが、東京都現代美術館のすぐそばに完成しました。   「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件を購入、リノベーションをされた、Sさんご夫婦です。   Sさんご夫婦は、リフォーム不動産に初来店してから1年以上かけて、三好の中古マンションを購入、フルリノベーションで理想のお住まいを手に入れました。おふたりとも設計関係のお仕事をされていることもあり、アイデア満載の機能と細部の美しさにこだわった仕上がりです。ここまで辿り着くのに苦労した点や、重視したポイント、そして欠かせなかった「相談相手」について、詳しくうかがいます。

■人気エリアの不動産屋選びは難しい?

  –– おふたりは、もともと深川エリアにお住まいだったのですか? はい。以前は清澄の賃貸物件に住んでいました。ロフト付きの天井の高い部屋で、気に入ってはいたのですが、広さにやや不満が出てきたことと、賃貸の空間デザインに限界を感じはじめ、物件購入を検討しはじめました。   –– 物件をお探しになるにあたり、このエリアを出ることは考えていなかったのですね。 そうですね、3年ほど暮らしてみて、清澄白河がとても気に入ったので。大きな美術館や公園がすぐそばにあって、川に囲まれていて。車移動や電車移動があたりまえの暮らしと比較すると、清澄白河の散歩していて飽きない街並みと、徒歩圏内でさまざまな施設にアクセスできる利便性は、抜群に快適です。一度知ってしまうと、もうここ以外選択肢はないな、と思いました。   –– では、リフォーム不動産へ訪れたきっかけを教えてください。 最初に訪問したのは、2021年1月です。まだ漠然と物件購入を検討しはじめた頃で、インターネットでよさそうな物件をみつけたので、別の不動産屋の紹介で内見をしていました。その帰り道に、たまたまリフォーム不動産の前を通ったのが、出会いでしたね。 –– 偶然みつけたのですね! はい。「清澄白河は人気のエリアだから、不動産屋もお客さんに困っていないのかも」なんて思っていたところだったので、親切に相談に乗って下さるリフォーム不動産に出会えたのは、とてもラッキーでした。   –– 他の不動産屋もいくつか相談をされたのですね。 大手の不動産会社や駅前にある昔からの不動産屋へも相談に行ってみたのですが、あまり真面目に取り合ってくれず……。私たちの希望を伝えても「良い物件が出たら連絡しますね」と言われたきり連絡がなかったり、理想を伝えてもニュアンスを汲み取ってもらえず、イメージと違う物件をおすすめされたり……。私たちと一緒に目線を合わせて考えてくれるようなお店と、なかなか出会えなかったのです。   –– リフォーム不動産はやっと出会えた「理想の相談相手」だったのですね。訪問してから、どのように検討を進められたのでしょう。 物件の希望条件は絞りつつあったのですが、お金まわりに関しては、しっかり考えられていなかったので、「まずは予算を決めましょう」とすすめられました。 具体的には、2回目の訪問以降、ファイナンシャルプランナーの吉野さんの相談で、物件とリノベーションの予算を詰めていきましたね。何年後にローンを完済したいか、子どもが生まれたらどれくらい家計の負担が増えるのか……ライフプラン全般について、相談しました。ふたりとも保険にも入っていなかったので、家計の細かなところについても、アドバイスをいただきましたね。吉野さんのことを全面的に信用して、予算に確信を持てるようになったので、もしも彼が嘘をついていたら、今の私たちはありません(笑)。  

■ 2021年のピーク期! 最も大変だったのは、物件探し

  –– 予算も見えてきたところで、いよいよ物件探しですね。金額や面積以外に希望条件はありましたか?続きを読む

【インタビュー#8】東東京を歩き回った果てに辿り着いた、深川エリア。駅も隅田川も近い「理想の家」を手に入れるまで

右も左もわからない! 知らないワード続出の、初めての物件購入。相談する不動産屋次第では、ゴールまでの道のりが、大きく変わってしまうこともあるのです。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件を購入された、Kさんご夫婦です。 Kさんご夫婦は、リフォーム不動産へ初来店後、約2カ月でスピード成約を果たしました。清澄白河駅からも近く、日当たり良好。築42年の2LDKの物件です。検討から購入まで、スムーズに進んだのかと思いきや、お話を伺うと、長い長い道のりの末に、やっと辿り着いた理想の物件でした。

14年住んだ街の変化が、引っ越しのきっかけに

  −− ご来店から短期間で、物件購入を決められたそうですね。 Kさん(妻):私たちの場合、リフォーム不動産へ辿り着くまでが、ものすごく長かったんです。どの街に暮らすかも、検討に検討を重ねて、結果的に深川エリアへ辿り着きました。   −− では、引越しの経緯から、詳しくお聞かせください。 ここ(清澄白河)に住むまでは、14年間、新小岩の賃貸物件で暮らしていました。新小岩を選んだ理由は、大きく3つありました。職場へのアクセスがいいこと、家賃の相場が都心に比べて抑えられること、水辺が近くにあって過ごしやすいこと。住んでいた家は、駅から17分の立地でしたが、心地よいロケーションでしたね。

photo:新小岩ルミエール商店街

  −− のんびりと過ごせる風景は、東東京ならではの良さかもしれませんね。では、なぜ新小岩から出ようと? 夫の勤務先が移転して、仕事場へアクセスしづらくなったことが理由のひとつです。それから、街の風景がどんどん変化していったことも、離れるきっかけになりました。 14年間で、ケーキ屋も天ぷら屋も、お気に入りの酒屋も……どんどん店が閉じていって。4つあった銭湯も、全てなくなってしまいました。 新小岩は、都心部に比べてもゆとりがあって、ふっと肩の力が抜けるところが気に入っていましたが、駅前にタワーマンションが建つ計画を耳にして「あぁ、もうこの街を出てもいいかも」と考えるようになったんです。  

ピンとくる街がみつからない!

  −− その後、引越しの候補地は、どのように探しましたか? 引っ越し先については、最初、夫と私で意見が分かれて。夫は渋谷勤務だったので、アクセスの良い西東京に住みたい。一方私は、新小岩の雰囲気が気に入っていたので東東京に住みたい、と。 最終的には、折衷案として「渋谷にアクセスしやすい半蔵門沿線で家を探してみよう」ということになりました。位置条件の他に、ふたりの共通の理想としては「散歩して愛着を持てる街、ずっと住みたくなる街」という点も重視しました。   −− このタイミングで、清澄白河も候補に挙がったんですか? いえ。もちろん、隅田川が近くにあって、素敵な街だなぁとは思っていたんですけど、手の届かない雲の上の存在というか……家賃が高くて住むのは難しいだろうと思い込んでいたんです。なので、この時点では、全く視野に入れていませんでした。 それで最初は、水天宮近辺に目星をつけたんですけど、こっちの方が思った以上に家賃が高くて、すぐに諦めて……。物件相場が全く分からなかったんです。   −− なるほど。次は、どのあたりを検討されたんですか? 今度は、物件相場が抑えられる場所を前提にして、曳舟、押上、菊川あたりの物件を内見しました。数週間に渡って、10件以上内見したと思います。中でも押上は、水辺でローケーションも良くて、雰囲気の良いお店もあって。ただ、駅前は賑やかだけど、少し離れると賑わいはなくて、街に少し寂しさが漂ってい他のが気にかかったんです。自分たちが長く住めるかというと、なかなかイメージが湧かず……。 その後も、半蔵門以外に複数路線が走っているエリアへ条件を広げて、住吉や菊川方面も見てみました。もしかしたらこれから活気付くのかもしれませんが、どちらも街に元気がないような気がして。ピンとくる物件以前に、気に入る街に、なかなか出会うことができませんでした。  …続きを読む

【まちを愛する人に聞く#1】深川を愛する人に、まちの魅力をたずねる。椎名切子(GLASS-LAB)

清澄白河に工房を構える、椎名切子(GLASS-LAB)。1950年創業「椎名硝子加工所」の流れを汲んだ、70年以上の歴史あるガラス加工専門店です。世界最高峰の高い加工技術を持つ工房として高い注目を集めている一方、その代表取締役を務める椎名隆行さんは、深川エリアを盛り上げるイベントやプロジェクトのリーダーとして、地元の方々から愛される存在でもあります。今回は、深川のまちを愛するひとりとして、椎名隆行さんに、まちの変化と魅力について、お話をうかがいました。 GLASS-LAB株式会社 代表取締役 椎名隆行さん   –– まずは椎名切子と椎名さんのお仕事について、教えてください。 椎名切子は、1950年に祖父がガラス加工業を創業したところからスタートしました。現在は、父と弟、スタッフ2人、私の5人でガラス加工業を営んでいます。加工を担当するのは主に父と弟で、私の肩書きは「江戸切子プロデューサー」です。椎名切子の技術を生かして企業や一般の方とオリジナル商品を開発したり、江戸切子の技術や文化をプロモーションするためのマーケティング活動を行っています。 photo:椎名切子の特徴とも言えるふたつの技術、それは「平切子」と「サンドブラスト」。「平切子」は、江戸切子の製法のひとつで、その名のとおり、ガラスを平らに面で削る技術です。全国でも平切子を施せる職人は非常に少ないんだとか。一方「サンドブラスト」は、エアコンプレッサーで細かい砂を吹き付け、文字や模様を彫刻する技術。0.09mmの線も再現できる椎名切子のサンドブラストは、唯一無二の精細なデザインを実現します   ––  椎名さんは、子どもの頃から家族の仕事を見て育ってこられたと思いますが、職人を目指す道ではなく、なぜ「プロデューサー」を選ばれたんですか? 高校生の頃は、おこづかい目当てに、よく父たちの作業の手伝いをしていたんです。アルバイトで出来る加工なんて大した仕事もなく、サンドブラストを使ったシンプルな作業の繰り返しで。これがやっていくうちに、眠くなっちゃうんですよ。一方で、作業の合間に、お客さんが来ると、頼まれてもいないのにあれこれ喋って接客をしちゃう。終わるとしぶしぶ作業に戻って…の繰り返し。ぶっちゃけていえば、単純作業がものすごく苦手だったんです(笑)。 ––  自分には外交的な活動のほうが向いているのでは、と思ったわけですね。 そうなんです。親戚たちにも「営業に向いている」と言われたこともあって、職人の道は早々に諦めてしまいました。それで、大学を出てからは家業を継がず、不動産販売会社に就職したんです。実は、不動産業界へ進んだのも確固たる目標があったわけではなく、本当にたまたまで。28歳で不動産ポータルサイトを運営する会社に転職したのですが、そこで数々の出会いを重ねて人生設計を考えるようになったのです。一番大きなきっかけは、恩師ともいえる上司が病気で亡くなったことでした。限られたこれからの時間をどう使うか? 悩んだ末に、36歳で起業することを決めました。 これまでの広告やIT、営業の知識を活かして新しいことにチャレンジできるんじゃないかと。それで立ち上げたのが、家業と自分の武器を組み合わせた「椎名切子」だったんです。   ––  なるほど、そういう経緯でこのまちで商売を始めたんですね。椎名さんは、小さい頃からまちの変化を見てきたと思います。昔と今とで変化したところはありますか? このあたりの風景はガラッと変わりましたよね。昔は材木店がたくさんあって、この工房の前も材木店だったんですよ。大きく変わったといえば、ブルーボトルコーヒーができた頃からですかね。すでにある素敵なお店に加えて、新しいお店が続々とできて、人の流れも変わったと思います。深川エリアに興味を持って、別の土地から引っ越してくる人もずいぶん増えたんじゃないでしょうか。 逆に変わらないといえば「人とのつながり」かな。このあたりに暮らしている私よりも上の世代の人たちって、小さい頃からずっと関わり合っているせいか「近所の人」というよりも、家族に近い関係なんですよ。不思議な話ですが、大人になってから祭りやイベントをきっかけに生まれた新しいコミュニティも、やっぱり「ただの近所の人」におさまりきらない家族的な関係なんですよね。   ––  椎名さんといえば、やっぱりお祭りのイメージです。 お祭りは、大好きですね。このあたりでは、3年に1度行われる富岡八幡宮の例大祭で、町内会ごとにお神輿を担ぐんですけど、そのお神輿を担ぎ手を増やすことが、個人的な活動目標のひとつになっています。 お神輿1基に必要な人手って、大体400〜500人なんです。だから、380年続いている私たちのお神輿でも、担ぎ手が一人になったら途絶えてしまう可能性がある。それって寂しいことですし、単純に、みんなで一緒に何かをやり遂げるのって楽しいじゃないですか。だから、新しくこのまちにやってきた人たちも、お神輿を担いでほしいなと思っているんです。とはいえ、いきなり町内会に飛び込むのはハードルが高いだろうから、その橋渡し的な役割をしたい思いで、これまでいろんなイベントを仕掛けてきました。 ––  新しく深川へやってきた人たちや、深川のまちのために展開してきたイベント(活動)があれば教えてください。 6年ほど前、深川エリアで商売を営む人やお神輿を担ぐ人たちと関わるきっかけになれば…という思いからトークイベント「コウトーク」を企画し、月に一度開催していました。これが発端となって、2017年には、まち歩きイベント「深川ヒトトナリ」を企画しました。今も運営メンバーをバトンタッチしながら、イベントが続いています。最近だと、共同運営者(合同会社カツギテ)として関わっている駅前のシェアスペース「NAGAYA清澄白河駅前」で不定期に交流イベントを開催しています。続きを読む