【インタビュー#12】東京スカイツリーと花火を横目にワインを楽しむ!買い物も通勤も実は便利なTHE下町・向島ライフ

清澄白河から車で北へ15分。隅田川の東岸、スカイツリーのふもとに広がる街「向島」。江戸期からの繁華街・浅草から見て隅田川の「向こう側」に位置することが名前の由来とされています。古くからの桜の名所でもあり、料亭をはじめ有名な老舗店も数多く残るエリアですが「訪れたことがない」という方も多いのではないでしょうか。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、墨田区向島に中古物件を購入、リノベーションされた、Yさんご夫婦です。 「将来は犬と一緒に暮らしたい」「大好きなワインをゆったり楽しむ家をつくりたい」。そんな夢を叶えるべく、清澄白河周辺でペット可・リノベーション可の物件を探してみるも、なかなかピンとくる物件に巡り会えなかったおふたり。最終的にたどり着いた物件は、隅田川のすぐ近く、向島の中古マンションでした。 当初、候補になかったという向島エリア。決め手は一体何だったのでしょう。詳しく伺いました。

|生年月日が同じ!親近感だけではない、信頼の秘密

  –– 深川エリアで物件を探し始めたきっかけを教えてください。 もともと私たちは6年間、森下近くの賃貸物件に住んでいました。下町の風情が好きで、近所に行きつけの飲食店もありましたし、深川エリアに愛着を感じていたんです。1年ほど前から、今後の人生を考えて、そろそろ犬を飼える家に引っ越そうかという話になりました。50代後半で、賃貸物件を選ぶのならば、同じくらいの金額で中古マンションを探してみるのもいいかもしれない。せっかくならリノベーションもして、大好きなワインを楽しむ理想の空間をつくりたい、と夢が膨らみ、いよいよリフォーム不動産に相談することを決めました。 –– リフォーム不動産は、もともとご存じだったのですか? 何度か散歩の途中でお店の前を通ったことがありました。問い合わせをしたのは「深川くらし」に掲載されていたリノベーション体験記がきっかけです。このあたりで、ペット可の物件をリノベーションした事例はないかと、参考になりそうな記事を調べていたら、偶然たどり着いた。そこでリフォーム不動産の情報を見て、あぁ、あの門前仲町へ行く途中にある美容室みたいな佇まいのお店か、と気がつきましたね。   –– 実際に相談してみて、印象はいかがでしたか。 実は最初に問い合わせしたとき、代表の柴田さんから「同じ年齢です」とお返事をいただいて。お店に伺って相談をしてみると、なんと誕生日まで同じだとわかって、一気に親近感が湧きました。その後も柴田さんが対応してくださったのですが、大手の画一的な対応とは真逆の、温かいコミュニケーションに何度も救われましたね。物件の検討中、強く押されていたら購入を決めていたかもしれない場面が何度かあったのですが、そんなときに営業するのではなく、私たちの目線に立って本音で意見してくれた。だから、最後まで信頼できましたね。  

|向島の決め手は「花火」だった!?

  –– その後は、どんな流れで検討を進めましたか? 物件購入もリノベーションもはじめて。50代後半でローンを組めるのか、資金繰りの方法もわからなかったので、まずは資産について相談をしました。ファイナンシャルプランナーの方を紹介いただき、人生計画について、細かにアドバイスをいただきました。これまで入っていた保険も全て見直して、物件購入やリノベーションの具体的な予算が見えてきました。   –– いよいよ物件を検討できる状態になりましたね。「ペット可」「リノベーション可」以外にも、物件の希望はありましたか? 最初は深川エリアで50㎡以上、駅から徒歩10分程度。可能であれば、毎日使えるスーパーが近くにあったり、通勤で使う路線の駅が最寄にあることを条件に挙げました。   –– 内見はいくつされましたか? 結局、6カ月かけて10件以上を見てまわりました。探し始めた時点で、家賃の更新時期も過ぎていましたし、焦りはなかったとはいえ、「ペット可」かつ「リノベーション可」の物件が少なく、思った以上に時間がかかりましたね。 途中、リノベーション済み物件も検討したのですが、その空間でワインを楽しんだりゆったりと暮らすイメージが湧かず、結局、リノベーションは必須条件であることを再確認しました。   –– 他にも検討の過程で、条件に変化はありましたか? 大きなところですと、予算金額でしょうか。当時設定していた予算のままだと、諦めるポイントがどんどん増えていくと気がついて、人生計画を見直し、予算の上限を上げました。続きを読む

【お客様インタビュー#11】ここはNEXT清澄白河?西大島だから実現した、眺望抜群の環境と理想のリノベーション

隅田川から旧中川を結ぶ、小名木川。清澄白河や木場を超えて、さらに東へと歩いた先に位置する「西大島」エリアに、今回伺ったお宅があります。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、西大島に中古物件を購入、リノベーションされた、Iさんご夫婦です。 2匹の猫と暮らすIさんご夫婦。いつか中古リノベーションをしてみたい、という希望と2匹の猫とゆったりと生活できる快適な環境を探し、たどり着いたのは、西大島駅から徒歩10分の中古物件でした。探し始めた当初は、清澄白河駅周辺も検討されていたというおふたり。住んでから実感する、西大島の魅力とは? 詳しく伺いました。

偶然体験記を読んで、リフォーム不動産に問い合わせ

  –– おふたりは、もともとどちらにお住まいでしたか? 荒川区町屋の賃貸物件に住んでいました。角地にあるマンションで、窓を開けるとすぐ目の前に隅田川が広がっていて、非常に眺望のいい物件でしたね。 –– 引っ越しを検討されたのは、何かきっかけがあったのでしょうか? 暮らし始めてしばらく経つと、家の前に道路ができて、騒音が気になり始めました。猫たちと暮らし続けるには手狭だったこともあり、そろそろ長く生活できる家を探そうか、と思い立ったのがきっかけです。   –– その時点で「中古物件をリノベーションしよう」と決めていましたか? そうですね、妻は新築物件のイメージが強かったようですが、私はなんとなくイメージをしていました。もともとリノベーション物件を見るのが好きで、日頃から検索サイトを眺めていたので。3年ほど前にも一度、そういったサイトを経由して、興味本位で内見をしたことがあります。とはいえ、本格的に探し始めたのは昨年の2月頃ですね。   –– さまざまな検索サイトや不動産屋があるなかで、どうしてリフォーム不動産にたどり着いたのでしょう。 あるとき地図を見ていて、清澄白河や門前仲町あたりの環境が良さそうだなと気になったのです。「深川 不動産」のようなワードで検索して、たまたまヒットしたのがリフォーム不動産の「リノベーション体験記」でした。そこに書かれた内容が「猫2匹を飼っている」「中古物件のリノベーション」など、私たちと近い条件で、親しみを感じたので、問い合わせてみることにしました。2022年3月頃のことです。

Iさんご夫婦が共感した体験記はこちら

  –– リフォーム不動産の第一印象はいかがでしたか? 不動産屋といえば、やはり営業のイメージがあったのです。ですから少し身構えたところもあるのですが、リフォーム不動産は上から目線でなく、みなさん一緒になって考えてくださる。根掘り葉掘り要望を聞き出すというよりも、相談をじっくりと聞いてくれるスタンスで、とても安心しましたね。   –– 問い合わせの時点で、資産に関する相談もあったと伺いました。 そうなんです。実は、ローンの相談の前に、相続や資産について悩んでいまして、一度専門家に話を聞きたいと考えていたのです。ですから、すぐにファイナンシャルプランナーの相談をご案内いただけたのが、ありがたかったです。3回の相談を経て、自分たちの収入に見合ったローンの上限額を計算して、保険も見直して。お金まわりをすっきりと整理した状態で、物件購入に臨むことができました。  

ここしかない! 間取りの時点で即決

  –– 先ほど、清澄白河や門前仲町エリアで物件を探していたとおっしゃっていましたね。 はい。ただ「絶対に清澄白河に住みたい!」というよりも「理想的だな」くらいの温度感でした。町屋で暮らす前は、祖師谷で暮らしていたこともあり「また西の方もいいかな」なんて思っていたくらいです。理想の条件と価格を鑑みると、清澄白河エリアは予算オーバーしてしまうと早々にわかったので、広いエリアで物件を探しました。  …続きを読む

【インタビュー#10】清澄白河で20年以上暮らした夫婦が、東大島で物件購入して気がついた「家探しで大切なこと」

江東区の東端に位置する都営新宿線「東大島駅」。駅のすぐそばには、旧中川と荒川が流れ、ふたつの川をまたぐようにして大島小松川公園の緑が広がります。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、東大島に中古物件を購入された、Tさんご夫婦です。 Tさんご夫婦は、20年以上白河の賃貸物件で暮らしていましたが、定年退職を機に、老後も落ち着いて暮らせる家を探し始めました。最終的に選んだ家は、東大島駅から徒歩3分の物件。決断のポイントは一体何だったのか? 詳しく伺いました。

21年間暮らした白河との別れ

  –– おふたりは、清澄白河駅の近くにお住まいだったのですか。 ええ。21年間、白河のマンションに住んでいました。結婚してまもない頃だったので、妻が門前仲町で暮らしていて馴染みがあったことや、ふたりとも会社へのアクセスがよいことを理由に選んだのです。当時は半蔵門線もまだ通っておらず、現在のような「おしゃれな街」に変わるとは、思いもしませんでした。 ▲写真:現在は、複合施設・タワーマンションとなっている交差点も、20年前まで同潤会清砂通アパートメントが建っていたんだそう(交差点の建物は、当時のシンメトリーな雰囲気をそのまま残しています)   –– 20年以上暮らしていると、街への愛着も相当なものですよね。 そうですね。木場公園や隅田川、清澄白河周辺は、どこを歩いても気持ちがよいです。古い街並みもありつつ、新しい風が入ってくるところも好きでした。一時期、毎週のように通っていた「実用洋食 七福」は、おかみさんとすっかり顔馴染みになりましたね。定年退職を機に新しい住まいを探そうとふたりで決めていたものの、街から離れる時は、もう涙涙の別れでした。 ▲写真:白河3丁目の老舗洋食店「実用洋食 七福」   –– 清澄白河周辺で物件を探そう、と考えたこともありましたか? もちろん。本音をいえば、住み慣れた街から離れたくなかったのですが、検討し始めたタイミングで、すでに物件の価格がかなり高騰していたので、条件に合う物件が出てくることは、あまり期待していませんでした。リフォーム不動産へ訪れる前に、ファイナンシャルプランナーへ相談したり、大手検索サイトで相場を調べたりもしていたのですが、早々に諦めがつきましたね。  

複数の街を見るも、ピンとくる物件に出会えず…

  –– リフォーム不動産は、以前からご存じでしたか。 店舗ができたばかりの頃に、門前仲町方面を散歩していて存在に気がつきました。よくあるタイプの不動産屋は、外観が同じに見えて入りづらかったのですが、リフォーム不動産はちょっと雰囲気が違った。とてもカジュアルで、ここなら入りやすいな、なんて思いました。それからも、Instagramのアカウントをフォローして、なんとなく存在を気にしていたので、今回思い切って訪れてみることにしてみたのです。   –– どのようなことを相談されましたか。 予算金額と広さ…具体的には60平米以上、シングルベッドが2台入る6畳以上の寝室、…それから立地…駅から5分以内…といった条件をお伝えしました。ふたりとも実家が千葉県なので、西側にエリアを広げるイメージはなく、東側で物件を探していました。最初は希望もぼんやりとしていたのですが、リフォーム不動産は、私たちの要望をごりごりと掘り起こすのではなく、現状の希望にていねいに耳を傾けてくれたので、心から信頼できました。   –– リノベーションは、希望されていなかったのですね。 広さや立地に比べると、内装の優先度はずっと低かったです。理想のイメージがなかったですし「深川くらし」のサイトを見ても、他のみなさんのようなおしゃれな家のようにリノベーションできる自信もなくて……(笑)。どうしても必要なときの最終手段として、頭の片隅にある程度でした。続きを読む

【インタビュー#9】誰もがうらやむ、ホテルのようなリノベーション! 辿り着くまでに欠かせなかった相談相手とは?

「あのときこうしていれば、もっと良い家ができていたのに…」そんな後悔をしないために、細部まで妥協せず、理想のリノベーションを追求したお住まいが、東京都現代美術館のすぐそばに完成しました。   「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件を購入、リノベーションをされた、Sさんご夫婦です。   Sさんご夫婦は、リフォーム不動産に初来店してから1年以上かけて、三好の中古マンションを購入、フルリノベーションで理想のお住まいを手に入れました。おふたりとも設計関係のお仕事をされていることもあり、アイデア満載の機能と細部の美しさにこだわった仕上がりです。ここまで辿り着くのに苦労した点や、重視したポイント、そして欠かせなかった「相談相手」について、詳しくうかがいます。

■人気エリアの不動産屋選びは難しい?

  –– おふたりは、もともと深川エリアにお住まいだったのですか? はい。以前は清澄の賃貸物件に住んでいました。ロフト付きの天井の高い部屋で、気に入ってはいたのですが、広さにやや不満が出てきたことと、賃貸の空間デザインに限界を感じはじめ、物件購入を検討しはじめました。   –– 物件をお探しになるにあたり、このエリアを出ることは考えていなかったのですね。 そうですね、3年ほど暮らしてみて、清澄白河がとても気に入ったので。大きな美術館や公園がすぐそばにあって、川に囲まれていて。車移動や電車移動があたりまえの暮らしと比較すると、清澄白河の散歩していて飽きない街並みと、徒歩圏内でさまざまな施設にアクセスできる利便性は、抜群に快適です。一度知ってしまうと、もうここ以外選択肢はないな、と思いました。   –– では、リフォーム不動産へ訪れたきっかけを教えてください。 最初に訪問したのは、2021年1月です。まだ漠然と物件購入を検討しはじめた頃で、インターネットでよさそうな物件をみつけたので、別の不動産屋の紹介で内見をしていました。その帰り道に、たまたまリフォーム不動産の前を通ったのが、出会いでしたね。 –– 偶然みつけたのですね! はい。「清澄白河は人気のエリアだから、不動産屋もお客さんに困っていないのかも」なんて思っていたところだったので、親切に相談に乗って下さるリフォーム不動産に出会えたのは、とてもラッキーでした。   –– 他の不動産屋もいくつか相談をされたのですね。 大手の不動産会社や駅前にある昔からの不動産屋へも相談に行ってみたのですが、あまり真面目に取り合ってくれず……。私たちの希望を伝えても「良い物件が出たら連絡しますね」と言われたきり連絡がなかったり、理想を伝えてもニュアンスを汲み取ってもらえず、イメージと違う物件をおすすめされたり……。私たちと一緒に目線を合わせて考えてくれるようなお店と、なかなか出会えなかったのです。   –– リフォーム不動産はやっと出会えた「理想の相談相手」だったのですね。訪問してから、どのように検討を進められたのでしょう。 物件の希望条件は絞りつつあったのですが、お金まわりに関しては、しっかり考えられていなかったので、「まずは予算を決めましょう」とすすめられました。 具体的には、2回目の訪問以降、ファイナンシャルプランナーの吉野さんの相談で、物件とリノベーションの予算を詰めていきましたね。何年後にローンを完済したいか、子どもが生まれたらどれくらい家計の負担が増えるのか……ライフプラン全般について、相談しました。ふたりとも保険にも入っていなかったので、家計の細かなところについても、アドバイスをいただきましたね。吉野さんのことを全面的に信用して、予算に確信を持てるようになったので、もしも彼が嘘をついていたら、今の私たちはありません(笑)。  

■ 2021年のピーク期! 最も大変だったのは、物件探し

  –– 予算も見えてきたところで、いよいよ物件探しですね。金額や面積以外に希望条件はありましたか?続きを読む

【インタビュー#8】東東京を歩き回った果てに辿り着いた、深川エリア。駅も隅田川も近い「理想の家」を手に入れるまで

右も左もわからない! 知らないワード続出の、初めての物件購入。相談する不動産屋次第では、ゴールまでの道のりが、大きく変わってしまうこともあるのです。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件を購入された、Kさんご夫婦です。 Kさんご夫婦は、リフォーム不動産へ初来店後、約2カ月でスピード成約を果たしました。清澄白河駅からも近く、日当たり良好。築42年の2LDKの物件です。検討から購入まで、スムーズに進んだのかと思いきや、お話を伺うと、長い長い道のりの末に、やっと辿り着いた理想の物件でした。

14年住んだ街の変化が、引っ越しのきっかけに

  −− ご来店から短期間で、物件購入を決められたそうですね。 Kさん(妻):私たちの場合、リフォーム不動産へ辿り着くまでが、ものすごく長かったんです。どの街に暮らすかも、検討に検討を重ねて、結果的に深川エリアへ辿り着きました。   −− では、引越しの経緯から、詳しくお聞かせください。 ここ(清澄白河)に住むまでは、14年間、新小岩の賃貸物件で暮らしていました。新小岩を選んだ理由は、大きく3つありました。職場へのアクセスがいいこと、家賃の相場が都心に比べて抑えられること、水辺が近くにあって過ごしやすいこと。住んでいた家は、駅から17分の立地でしたが、心地よいロケーションでしたね。

photo:新小岩ルミエール商店街

  −− のんびりと過ごせる風景は、東東京ならではの良さかもしれませんね。では、なぜ新小岩から出ようと? 夫の勤務先が移転して、仕事場へアクセスしづらくなったことが理由のひとつです。それから、街の風景がどんどん変化していったことも、離れるきっかけになりました。 14年間で、ケーキ屋も天ぷら屋も、お気に入りの酒屋も……どんどん店が閉じていって。4つあった銭湯も、全てなくなってしまいました。 新小岩は、都心部に比べてもゆとりがあって、ふっと肩の力が抜けるところが気に入っていましたが、駅前にタワーマンションが建つ計画を耳にして「あぁ、もうこの街を出てもいいかも」と考えるようになったんです。  

ピンとくる街がみつからない!

  −− その後、引越しの候補地は、どのように探しましたか? 引っ越し先については、最初、夫と私で意見が分かれて。夫は渋谷勤務だったので、アクセスの良い西東京に住みたい。一方私は、新小岩の雰囲気が気に入っていたので東東京に住みたい、と。 最終的には、折衷案として「渋谷にアクセスしやすい半蔵門沿線で家を探してみよう」ということになりました。位置条件の他に、ふたりの共通の理想としては「散歩して愛着を持てる街、ずっと住みたくなる街」という点も重視しました。   −− このタイミングで、清澄白河も候補に挙がったんですか? いえ。もちろん、隅田川が近くにあって、素敵な街だなぁとは思っていたんですけど、手の届かない雲の上の存在というか……家賃が高くて住むのは難しいだろうと思い込んでいたんです。なので、この時点では、全く視野に入れていませんでした。 それで最初は、水天宮近辺に目星をつけたんですけど、こっちの方が思った以上に家賃が高くて、すぐに諦めて……。物件相場が全く分からなかったんです。   −− なるほど。次は、どのあたりを検討されたんですか? 今度は、物件相場が抑えられる場所を前提にして、曳舟、押上、菊川あたりの物件を内見しました。数週間に渡って、10件以上内見したと思います。中でも押上は、水辺でローケーションも良くて、雰囲気の良いお店もあって。ただ、駅前は賑やかだけど、少し離れると賑わいはなくて、街に少し寂しさが漂ってい他のが気にかかったんです。自分たちが長く住めるかというと、なかなかイメージが湧かず……。 その後も、半蔵門以外に複数路線が走っているエリアへ条件を広げて、住吉や菊川方面も見てみました。もしかしたらこれから活気付くのかもしれませんが、どちらも街に元気がないような気がして。ピンとくる物件以前に、気に入る街に、なかなか出会うことができませんでした。  …続きを読む

【まちを愛する人に聞く#1】深川を愛する人に、まちの魅力をたずねる。椎名切子(GLASS-LAB)

清澄白河に工房を構える、椎名切子(GLASS-LAB)。1950年創業「椎名硝子加工所」の流れを汲んだ、70年以上の歴史あるガラス加工専門店です。世界最高峰の高い加工技術を持つ工房として高い注目を集めている一方、その代表取締役を務める椎名隆行さんは、深川エリアを盛り上げるイベントやプロジェクトのリーダーとして、地元の方々から愛される存在でもあります。今回は、深川のまちを愛するひとりとして、椎名隆行さんに、まちの変化と魅力について、お話をうかがいました。 GLASS-LAB株式会社 代表取締役 椎名隆行さん   –– まずは椎名切子と椎名さんのお仕事について、教えてください。 椎名切子は、1950年に祖父がガラス加工業を創業したところからスタートしました。現在は、父と弟、スタッフ2人、私の5人でガラス加工業を営んでいます。加工を担当するのは主に父と弟で、私の肩書きは「江戸切子プロデューサー」です。椎名切子の技術を生かして企業や一般の方とオリジナル商品を開発したり、江戸切子の技術や文化をプロモーションするためのマーケティング活動を行っています。 photo:椎名切子の特徴とも言えるふたつの技術、それは「平切子」と「サンドブラスト」。「平切子」は、江戸切子の製法のひとつで、その名のとおり、ガラスを平らに面で削る技術です。全国でも平切子を施せる職人は非常に少ないんだとか。一方「サンドブラスト」は、エアコンプレッサーで細かい砂を吹き付け、文字や模様を彫刻する技術。0.09mmの線も再現できる椎名切子のサンドブラストは、唯一無二の精細なデザインを実現します   ––  椎名さんは、子どもの頃から家族の仕事を見て育ってこられたと思いますが、職人を目指す道ではなく、なぜ「プロデューサー」を選ばれたんですか? 高校生の頃は、おこづかい目当てに、よく父たちの作業の手伝いをしていたんです。アルバイトで出来る加工なんて大した仕事もなく、サンドブラストを使ったシンプルな作業の繰り返しで。これがやっていくうちに、眠くなっちゃうんですよ。一方で、作業の合間に、お客さんが来ると、頼まれてもいないのにあれこれ喋って接客をしちゃう。終わるとしぶしぶ作業に戻って…の繰り返し。ぶっちゃけていえば、単純作業がものすごく苦手だったんです(笑)。 ––  自分には外交的な活動のほうが向いているのでは、と思ったわけですね。 そうなんです。親戚たちにも「営業に向いている」と言われたこともあって、職人の道は早々に諦めてしまいました。それで、大学を出てからは家業を継がず、不動産販売会社に就職したんです。実は、不動産業界へ進んだのも確固たる目標があったわけではなく、本当にたまたまで。28歳で不動産ポータルサイトを運営する会社に転職したのですが、そこで数々の出会いを重ねて人生設計を考えるようになったのです。一番大きなきっかけは、恩師ともいえる上司が病気で亡くなったことでした。限られたこれからの時間をどう使うか? 悩んだ末に、36歳で起業することを決めました。 これまでの広告やIT、営業の知識を活かして新しいことにチャレンジできるんじゃないかと。それで立ち上げたのが、家業と自分の武器を組み合わせた「椎名切子」だったんです。   ––  なるほど、そういう経緯でこのまちで商売を始めたんですね。椎名さんは、小さい頃からまちの変化を見てきたと思います。昔と今とで変化したところはありますか? このあたりの風景はガラッと変わりましたよね。昔は材木店がたくさんあって、この工房の前も材木店だったんですよ。大きく変わったといえば、ブルーボトルコーヒーができた頃からですかね。すでにある素敵なお店に加えて、新しいお店が続々とできて、人の流れも変わったと思います。深川エリアに興味を持って、別の土地から引っ越してくる人もずいぶん増えたんじゃないでしょうか。 逆に変わらないといえば「人とのつながり」かな。このあたりに暮らしている私よりも上の世代の人たちって、小さい頃からずっと関わり合っているせいか「近所の人」というよりも、家族に近い関係なんですよ。不思議な話ですが、大人になってから祭りやイベントをきっかけに生まれた新しいコミュニティも、やっぱり「ただの近所の人」におさまりきらない家族的な関係なんですよね。   ––  椎名さんといえば、やっぱりお祭りのイメージです。 お祭りは、大好きですね。このあたりでは、3年に1度行われる富岡八幡宮の例大祭で、町内会ごとにお神輿を担ぐんですけど、そのお神輿を担ぎ手を増やすことが、個人的な活動目標のひとつになっています。 お神輿1基に必要な人手って、大体400〜500人なんです。だから、380年続いている私たちのお神輿でも、担ぎ手が一人になったら途絶えてしまう可能性がある。それって寂しいことですし、単純に、みんなで一緒に何かをやり遂げるのって楽しいじゃないですか。だから、新しくこのまちにやってきた人たちも、お神輿を担いでほしいなと思っているんです。とはいえ、いきなり町内会に飛び込むのはハードルが高いだろうから、その橋渡し的な役割をしたい思いで、これまでいろんなイベントを仕掛けてきました。 ––  新しく深川へやってきた人たちや、深川のまちのために展開してきたイベント(活動)があれば教えてください。 6年ほど前、深川エリアで商売を営む人やお神輿を担ぐ人たちと関わるきっかけになれば…という思いからトークイベント「コウトーク」を企画し、月に一度開催していました。これが発端となって、2017年には、まち歩きイベント「深川ヒトトナリ」を企画しました。今も運営メンバーをバトンタッチしながら、イベントが続いています。最近だと、共同運営者(合同会社カツギテ)として関わっている駅前のシェアスペース「NAGAYA清澄白河駅前」で不定期に交流イベントを開催しています。続きを読む

【インタビュー#7】「清澄白河へ遊びに行く」くらいの距離がちょうどいい。越中島の中古物件に決めたワケ

東京23区内のJR駅で、最も乗車人員が少ない駅といわれる京葉線の「越中島駅」。実はこのエリア、清澄白河や門前仲町、月島…隅田川周辺をあちこち歩くのに「ちょうどいい」距離に位置しているんです。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件の購入を決めたOさんカップルです。 Oさんが購入を決めた物件は、越中島駅から徒歩3分の場所にある、総戸数約250戸の大型マンション。もともと菊川や両国などで中古マンションのリノベーションを希望されていましたが、最終的には越中島のリノベーション済みの物件を購入するに至りました。決め手は一体何だったのでしょう。詳しくうかがいました。

きっかけは「単身女性向けセミナー」

  −− どのような経緯でリフォーム不動産へ訪れたのですか? 2021年の6月に、初めてリフォーム不動産へうかがいました。その年の11月に当時住んでいた賃貸物件の更新時期が迫っていて、このまま住み続けるか、物件を購入するべきかで迷っていたんです。そんなとき、パートナーがたまたま店の前を通って「こんなお店があるよ」とリフォーム不動産のことを教えてくれました。 それまでは、大手不動産会社の検索サイトでなんとなく物件を眺めていたのですが、リフォーム不動産のWebサイト「深川くらし」で、中古物件のリノベーション体験記を読んで「深川エリアもいいかも!」と思ったんです。 −− もともとこのあたりにお住まいだったんですか? 以前は枝川に住んでいました。引っ越すのであれば、職場に近い品川か、実家から近い川崎、あるいは同じ江東区内で飲食店など深川エリアがいいなと考えていました。 −− リフォーム不動産へ訪れたとき、どんなお話をされたんですか? 初回は、Webサイトから問い合わせをして「女性向け相談会」に参加したんです。お茶とお菓子を食べながら、女性担当者と一緒にゆったりとお話をしました。 その頃は、そもそも何から相談したらいいのかわからなくて、賃貸の更新時期が近いことやエリアで迷っていること、希望予算など、ざっくりと考えていたことを率直にお伝えしました。 【女性向け相談会】安心して家探しをするための住宅購入セミナー(https://f-kurashi.tokyo/seminar-women −− リフォーム不動産の第一印象はいかがでしたか? 不動産屋といえば「スーツを着た営業の男性」をイメージしていたので、いきなりあれこれ提案されるんじゃないかと不安だったんです。ところが想像に反して、リフォーム不動産のみなさんは、気軽に相談しやすい雰囲気で、とても安心しました。 −− その後、リフォーム不動産ではどんなお話しをされたんですか? 担当者からのアドバイスを受けて、2回目以降、数回にわたってファイナンシャルプランナー(以下、FP)に資金計画の相談をしました。実は、この時点ではまだ物件を購入することに消極的だったんです。「なるべくお金を借りたくない」という思いが、頭の片隅にありました。 FPは、そんな私に「怖くないですよ」と説得するように、どれくらいの価格帯なら無理なく購入できるか、さまざまな選択肢を提案してくれました。自分ひとりだったら、貯金を崩して頭金をたくさん出して…みたいな短絡的な考えに陥りがちなところも、ローンを組んで計画的に運用するアイデアをいただいて、目から鱗でした。 1回目の相談で「これなら購入できそう」と自信をもてる金額を出していただき、2回目ではより具体的に「どんな物件を購入して、どんな生活を送りたいか」をシミュレーションしました。相談を重ねるうちに、明確に物件を購入したいという意思が固まりました。  

抜群の眺望と管理状態が決め手に

  −− 物件の希望条件は? 最終的に、場所は深川エリアに絞り、希望予算の都合からリノベーション済み物件を中心に探すことに決めました。条件としては、駅から近い場所で、ペット可の物件。近い将来、犬を飼いたかったので、これを機に条件に追加したんです。あとは、周辺環境などを重視しつつ、当時住んでいた部屋よりも広い部屋ですね。 −− 内見はいくつされましたか?続きを読む

【インタビュー#6】希望エリアは「清澄白河駅から徒歩5分」好立地とフルリノベの希望を叶えたマイホーム!

物件探しで「立地」を最重視する方は多いはず。深川エリアで物件を探す際「清澄白河駅の近くに住みたい」という方も多くいらっしゃいます。しかしながら、人気エリアで駅から近い物件となると、条件がぐっと絞られてしまうことも……。「金額が高い」「部屋が狭い」など、理想の物件になかなか出会えず、最終的には希望エリア外の物件に落ち着くこともあるのだとか。 リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件の購入・フルリノベーションをされたTさんご夫婦です。 Tさんご夫婦が最初に挙げた条件は「清澄白河駅から徒歩5分以内の中古物件」。ハードルの高い条件にも関わらず、現在のお住まいは、条件を満たした運命の物件でした。どのようにして理想の物件に出会ったのでしょう。これまでの経緯と、リノベーションのこだわりをうかがいます。

大好きな街で理想の家をつくりたい

  −− Tさんご夫婦は、おふたりとも清澄白河に思い入れがあると伺いました。 そうですね。結婚する前からこのあたりに住んでいるので、清澄白河に愛着がありました。結婚式では、清洲橋をモチーフにしたウェルカムボードを手作りしたんです。 −− 出身も、このあたりなんですか? 僕の実家は調布で、妻は葛飾です。僕はずっと東京の西側に住んでいたので、最初は東に住むイメージが湧かなかったんです。浅草や日暮里のイメージが強くて、にぎやかな印象があって。 −− では、深川エリアに住むようになったきっかけは? 僕たちの職場がそれぞれ茅場町と浜町にあったので、近くに住もうという話になり、清澄白河の賃貸へ引っ越しました。最初に住んだ物件は、築浅のオール電化で、設備面では満足していましたが、ふたりで住むにはかなり狭かったんです。結婚式の準備をしながら「早く引っ越したいね」なんて話をしていました(笑)。 それで、入籍も終えて1年くらい経った頃に、今度は森下へ引っ越したんです。その物件は、十分な広さがあって、家賃も抑えめでしたが、今度はかなり古かったんです。2年半ほど暮らしましたが、細かいところの使い勝手に不満もありました。 −− 築浅で狭い物件と、築年数の経った広い物件…そろそろちょうどいい物件に住みたいな、と考えちゃいますね。 そうなんです。結婚したときに、妻の親からも「家はどうするの?」と言われていたので、常に頭の片隅で「購入も視野に入れなくては」という思いがあったんです。ふたつの賃貸物件に住んだことで、このままずるずると家賃を納め続けるよりは、早めにいい物件を購入して、自分たちの資産にしたほうが良いのでは? と考えるようになりました。  

これまでの不動産屋にないホスピタリティ!

  −− リフォーム不動産を知ったきっかけは? Twitterで、たまたま目に入ったんです。ときどき投稿されている「#なんでもない深川」の写真がすてきだなぁと思って、公式アカウントをフォローして。「チェーンの不動産屋とは、なんだか違うな」と、そのときから感じていました。 −− 初来店したのはいつ頃ですか? 2021年1月に、初めてお店に伺いました。予約はせずに「Twitterで見ました」と、ふらりと尋ねてみたんです。そのときは、まだ希望も固まっていなくて「今後、家を購入したいと思っていて……」くらいのテンションでした。 ざっくばらんにお話しするうちに「マンションにせよ戸建てにせよ、購入を検討するなら一度ファイナンシャルプランナー(以下、FP)とお話ししてみませんか」と提案いただいて、2回目の訪問以降はFPの吉野さんに相談をしました。 −− FPとはどんな話をしたんですか? 自分たちが今何を望んでいるのかもわからない状態だったので、カルテを記入しながら、希望を具体的にしていきました。「なぜ家を購入したいのか」「どんな暮らしをしたいのか」カルテを書くことで、物件探しで迷子になることもなかったです。 それからはカルテをもとに、吉野さんと一緒に、購入できる物件の予算を探りました。物件購入がゴールというよりは、将来のイベントもふまえて、資産運用のトータルプランを設計していきましたね。僕たちの年齢が若い分「それは最大限メリットとして生かすべき」とアドバイスをいただきましたし、保険もまとめて見直していただきました。吉野さんは、今までお会いした人の中でも特に熱い方で。歳も近いので親近感も湧きましたし、何よりも安心感がありましたね。続きを読む

【インタビュー#5】優先順位を決められない! リフォーム不動産と伴走してようやく辿り着いた運命の物件

価格や広さ、間取り、立地……。希望条件を全て満たした「100点の家」をみつけるのは至難の業です。一般的には、できるだけ100点に近い物件をみつけるためにも、条件の優先順位を決めることが重要とされています。ところが、今回お話をうかがったのは、最後まで優先順位を決められなかったお客様。一体どのようにして物件を探したのでしょう? 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で、中古物件の購入を決めたDさんです。 「長く深川エリアに住んでいるので、このあたりから離れることは考えられませんでした」と語るDさん。特に愛着のある木場公園周辺で、物件を探していました。 2021年3月にリフォーム不動産に訪れ、同年7月、最終的に購入を決めた物件は、3LDKのリノベーション済み中古マンション。「もともと住んでいた賃貸よりも広い部屋で、3500万円程度の予算を考えていた」というDさんですが、内見を進める中で、希望条件が揺れてしまったんだとか。 どのように検討を進め、どんな点が購入の決め手となったのでしょう? Dさんのお住まいで、リフォーム不動産を選んだ理由から物件購入に至った経緯など、詳しくお話をうかがいます。  

リモートワークがきっかけで、住まいを見直すことに

  −− Dさんは、長くこの辺りにお住まいなんですか? 20年ほど前、転職を機に職場から近い深川エリアに住み始めました。都内でも調布市や江戸川区を転々としてきましたが、このあたりの川沿いの緑だったり、お寺から漂ってくる線香の匂いだったり、のどかな空気がすごく気に入ったんです。深川のゆったりとした空気が、自分に合っているというか。 −−  これまでは、ずっと賃貸にお住まいだったんですか? そうですね。もともと海外旅行が好きで、そっちにお金をかけたくて。1R 25㎡の部屋に10年間住んでいました。狭い部屋ですけど、家の前に大きな木があって、常に緑が見えて気持ちよかったんです。当時は「家と会社の往復だし、部屋は寝られるくらいの広さがあればいいや」なんて思っていました。 ところが、ここ2年ほど新型コロナウイルスで旅行もできず、リモートワークが増えて、部屋にいる時間が長くなってしまいました。さすがに気が滅入りはじめて、さらに定年退職まであと10年……。住宅ローンを組めるの、も今のうちだと焦りが出てきました。  

リフォーム不動産は、緊張をほぐしてくれるパートナー

  −− それで、賃貸ではなく物件購入を本格的に検討するようになったんですね。 はい。最初の1年間は大手の不動産屋で新築を中心に物件を探していたんです。ただ、このあたりで新築物件となると、5000万円以上が当たり前で……。そこまでの予算を考えていなかったので、どうしようかと悩んでしまいました。 −− リフォーム不動産は、どんなきっかけで訪れたんですか? 物件探しに疲れているとき、たまたまリフォーム不動産のチラシがポストに入っていたんです。お店が面している通りは、よく歩いていたんですが、不動産屋だとは気づかなくて「あぁ、あそこか!」と。 不動産屋のチラシといえば、物件や金額がドーンと書かれている営業色の強いものがメジャーですが、リフォーム不動産のチラシは、そういった情報が全く書かれていなくて、親しみやすい雰囲気が伝わってきました。「地元の不動産屋なら安心かも」と、思い切って問い合わせをしてみたんです。   −− リフォーム不動産に問い合わせをしてみて「ここがよかった!」という点は? まず機械的ではない、温かい対応にホッとしました。これまで相談してきた不動産屋では、希望条件をお話ししても、なかなか伝わらなくてもどかしかったんです。「売り手」と「買い手」という割り切った関係性では、いくら悩みを伝えても、正しいかどうかの判断をひとりでしなくてはならなくて、常に心細さがありました。 その点、リフォーム不動産は、私と同じ方向を向いて、一緒に悩んだり考えたりしてくれたのが心強かったです。「なんか違う…」みたいな、言語化できない感覚を共有できたのが、他の不動産屋との大きな違いでした。 −− 担当者の印象は? ずっと横にいて、私の緊張をほぐしてくれるパートナーのようでした。担当の浅野さんは、「私に合う部屋なんてないかも……」と挫折しかかっていた時も、ずっと支えてくれました。 物件探しの過程では「今日はこれをしますよ」「これを用意してくださいね」と事前にきっちりナビゲーションしてくれたので、安心できましたね。あとは、契約の終盤に一人で銀行へ行かなくちゃならない時、不安がっていたら「一緒に行きましょうか?」なんて声かけてくれたり。きめ細かな心遣いが、嬉しかったです。   −−  ファイナンシャルプランナー(以下、FP)の相談はいかがでしたか?続きを読む

【インタビュー#4】物件探しの優先事項、決め手は○○○!3人家族が清澄白河の築40年の中古マンションを購入した理由

今回訪れたお宅は、清澄白河駅からもほど近い、築40年の中古マンション。約80㎡の広々とした3LDKのお部屋に、北側・南側ともにバルコニーのある高層階で、眺望も抜群です。 「リフォーム不動産 深川studio」で深川エリアに物件を購入・リノベーションされた方の連載インタビュー。今回お話をうかがったのは、リフォーム不動産で中古物件の購入を決めたOさんご家族です。 「結婚する前から、この街に住み続けようと決めていました」と語るのは、Oさんの奥様。深川エリアご出身の奥様の強い希望もあって、ご実家に近い清澄白河周辺で物件を探されていました。 2021年2月にリフォーム不動産に訪れ、最終的に購入を決めた物件は築40年を超える中古マンションでした。当初の希望予算よりもかなりオーバーしたというお部屋ですが、どんな点が購入の決め手となったのでしょう? Oさんのお住まいで、リフォーム不動産を選んだ理由から物件購入に至った経緯など、奥様を中心に詳しくお話をうかがいます。

リフォーム不動産に訪れて、不動産屋のイメージが変わった

  −− Oさんご一家は、長くこの辺りにお住まいなんですか? 夫は千葉出身ですが、私は深川エリア出身です。実家もこの家のすぐそばにあります。 結婚してからも、猿江の賃貸マンションに2年ほど住んでいたんですが、その頃から「いつか深川エリアで家を買いたいね」と話はしていました。その後、一時的に私の実家に引っ越して、本格的に物件を探し始めたのが2020年のことです。 −− では、そのタイミングでリフォーム不動産へ? いえ。本格的と言っても、インターネットで物件情報をひたすら眺めるような感じで。ようやくリフォーム不動産へ足を運んだのが、2021年2月のことなのでつい最近なんです。 −− 不動産屋選びに迷いがありましたか? そうですね。なかなか落ち着ける不動産屋がみつからなくて。昔からある強面のおじさまが座っている不動産屋だったり、大手の営業色の強い不動産屋だったり……不動産屋って、一歩足を踏み入れるのに、勇気が必要で。それで長い間、躊躇していたんです。   −− リフォーム不動産は、どのように知ったのですか? 深川エリアに暮らす幼馴染(GLASS LABの椎名さん)に相談をしたところ「知り合いでいい不動産屋があるよ 」とリフォーム不動産を勧めてくれたんです。でも「紹介してもらった手前、逃げられなくなるかも……」なんて不安に思ったので、彼には内緒で、こっそり一人でリフォーム不動産へ行きました。 −− 初めて訪れたリフォーム不動産の印象はいかがでしたか? 社長の柴田さんが出迎えてくれたんですけど、とても安心しました。その日は、たまたま天気も悪くて、柴田さんしかいらっしゃらなかったんです。1対1で、ゆったりと雑談からはじめて、物件探しの相談までしました。お父さんみたいな雰囲気だったので、初対面なのに長居しちゃって(笑)。 アットホームな雰囲気がすぐに気に入ったので、次回の訪問の約束もしました。リフォーム不動産は、不思議と1回目以降も不動産屋に行くのが億劫じゃなかったんです。むしろ「柴田さんに会えるなぁ」「担当の浅野さんとこんなことを話したいなぁ」と、毎回の訪問が楽しみになりました。  

ファイナンシャルプランナーと一緒に生活を見直し

  −− 2回目に訪れた時は、どんなことをお話しされたんですか? 柴田さんから「物件を見る前に、お金のプロに話を聞いてみることもできますよ」とアドバイスをいただいたので、まずはファイナンシャルプランナー(以下、FP)にお金の悩みを相談してみることにしました。 FPに会う以前は、根拠もなく「夫の知人たちがこれくらいの価格帯で購入しているから」くらいの気持ちで、物件のおおよその予算だけを考えていました。一生懸命、貯蓄だけはしていましたが、私たちの収入でどれくらいのローンなら払えるか、正直よくわからない状態です。 −− FPの相談は、いかがでしたか? FPに相談してよかった! 続きを読む