江戸の長屋暮らしに学ぶ、深川の「まち」に暮らすということ

今では清澄白河や門前仲町を中心にタワーマンションが建ち並び、おしゃれな店舗が続々とオープンするなど、人気のエリアながらもどこか古き良き江戸の文化の残る、東京・下町「深川」。 生活様式も年代と共に変化していき、今ではファミリー向けマンションなどの室内の広さも3LDK、60㎡台以上が中心で、共用部分も豪華仕様だったり、新築以外にも室内をリノベーションした中古マンションが豊富に流通するなど、住まいのバリエーションも豊富に揃っています。

狭いながらも楽しい我が家(長屋)

その昔、江戸の庶民は「長屋」暮らしが一般的でした。 当時の長屋とは、密集した建物に安い住居費で暮らせるように建てられた集合住宅です。 一般的に9尺×2間(約3坪)のスペースで、今では考えられないくらいに狭い住空間ですが、トイレは共同、お風呂は近くの銭湯へ行き、湯上り後はその2階で集まったり、時には神社の境内などで涼んだりと、家は狭くとも“まち”全体をうまく活用しながら生活をしていました。 寝るときになったら布団を敷き、食べるときは食器などを入れる箱が食卓代わりになったりと、一つの部屋を何通りにも利用する生活です。 しかも、玄関を開けたら部屋の中は丸見えの生活ですから、プライバシーなんてそもそも皆無です。 江戸の人たちはそんな暮らしを楽しみながら、単に長屋に住むというよりも、「まちに住む」、「まちで暮らす」という感覚だったのではないでしょうか。

「三ない主義」という長屋でのライフスタイル

長屋の室内

深川江戸資料館内

長屋でのライフスタイルは「三ない主義」といって、三つがないんだそうです。 これは江戸風俗研究家であった故・杉浦日向子さんが書いていた言葉です。 一つ目は、「ものを出来るだけもたない」 これは、火事の多さとも関係しているようですが、家財道具は最小限で良いということ。 「火事と喧嘩は江戸の華」などと言われていたくらいに、火事の多かった時代だけにわかる気がします。 二つ目は、「出世をしない」 これは、出世をすると余計な付き合いが増えて厄介なことが多くなることから。 特に長屋に住む住人は職人が多かったので、序列を上げることよりも職人としての自分の腕を上げることの方が粋だったのでしょう。 三つ目は、「悩まない」 常に前向きにポジティブに生きるということで、気楽かつ気軽に生きるのが何よりという考え方が主流だったようです。 その他にも『宵越しの銭は持たない』など、その日暮らしの生活のようにも感じますが、決して悲壮感を漂わせながら生活していたわけではありません。 今の時代と比べると真逆のような生き方にも見えてしまいますが、学ぶべき部分でもあり、ある意味羨ましくも感じてしまいます。 その「まち」の密なコミュニティに属し、互いに助け合い、時には励ましあいながら過ごす毎日は、精神的な豊さを失いつつある現代よりも幸せな側面があったのでしょう。

全国各地から人々が集まって住んでいる地域だから生まれたルール

他にも江戸で暮らすルールとして、こんなことがあったようです。 「初対面の人に生国は問わない」 「年齢は聞かない」 「過去と家族などの来歴は聞かない」 これは江戸が全国各地からいろんな人達が集まって住んでいるからと生まれたルールのようですね。 江戸の町では、お互いが助け合って暮らしていました。近所に小さい子供がいれば、大きい子が面倒を見て、身体の不自由なお年寄りがいればみんなで助け、おかずを余分に作ればご近所におすそ分けをし、味噌や醤油などの貸し借りは当たり前のような、それこそ町ぐるみで自分たちの暮らしを良くしていこうという取り組みが行われていたようです。 「向こう三軒両隣」 「遠くの親戚よりも近くの他人」続きを読む

自宅の売却を検討した時の素朴な疑問にお答えします!不動産売買Q&A【売却編】

不動産売却について

持っている不動産の売却、今住んでいる自宅の売却について分からない事も多いかもしれません。 ここでは一般的によくあげられるご質問の例の一部についてご回答! 個別のお悩みやご相談ももちろん受付中ですのでお気軽にご相談ください。

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Q.
自宅の売却を検討してるのですが、どのように進めていくのがいいですか?
A.
売却する目的にもよりますが、まずは相場を把握することから始めましょう。 今は、ネットでマンションごとの大体の相場を調べることのできるサイトもありますが、すべての物件が網羅されているわけではなく、価格の幅が大きいので、一つの目安程度であることを理解しておきましょう。 また、大手ポータルサイトなどで自宅マンションの他の部屋が販売中の可能性もあるので見てみましょう。
Q.
どの不動産会社に頼むのがベストでしょう?
A.
一概には言えませんが、いくつかの不動産会社の話を聞いてみることをお薦めします。 購入した時の信頼できる担当者がいらっしゃればその方に依頼するのも良いですが、今はネットの一括査定サイトなどでいくつかの不動産会社に同時に依頼することも可能です。 その際、比較的安心できる大手不動産会社の他にも、地元に密着した不動産会社も加えてみるのが良いでしょう。
Q.
不動産会社を選別するときのポイントは?
A.
ネット等で複数の不動産会社に査定依頼を行った場合には、査定価格も大事な要因ではありますが、担当者のレスポンスの速さや対応次第で実際に会う会社を3社程度に絞りましょう。 担当者と直接話をした時の印象や相性も重要になりますので、売却が具体的であれば直接何社かの担当者にお会いして話を聞いてみましょう。 査定金額は一般的に市場に出してから2~3か月以内に売却できるのであろう価格を提示します。 査定金額が高い会社に依頼しがちですが、価格や看板の大きさだけにとらわれずに、価格の根拠や実際の販売方法などの説明がしっかりと出来ているかや、売却に対しての的確なアドバイスが出来ているかなどを判断材料にしてみてください。 特に1社だけ飛びぬけて高い金額を提示してきた場合には、ぬか喜びすることなく冷静な判断が必要です。
Q.
媒介契約とは何ですか?
A.
正式に不動産会社に売却を依頼する場合に締結をする契約書です。 媒介契約書の種類には以下の3つの種類があります。 ・一般媒介契約書 ・専任媒介契約書 ・専属選任媒介契約書 まず、「一般媒介」とは、複数の不動産会社に同時に依頼することが可能です。比較的人気の物件の場合には複数の会社に依頼して競争させるのも一つの方法です。 次に、「専任媒介」とは不動産会社は1社のみに依頼することになります。その為、選別が必要となります。 依頼を受けた不動産会社は責任感やモチベーションも高まりますので、積極的な販売活動が期待できます。その際には具体的な販売計画(広告)をヒアリングしておきましょう。 最後に「専属選任媒介」ですが、こちらは専任媒介の取り決めにプラスして、売主自ら買主との契約を交わすことも出来なくなるので、たとえ身内や知人との契約でも、必ず媒介契約を交わした不動産会社を通す必要があります。 ただし、どの契約も最長3か月が契約期間となりますので、その期間で売却できなかった場合は、不動産会社の変更や取りやめも可能です。 不動産会社は、専任もしくは専属選任媒介を取りたいので、その場合のサービスを提案してくる場合がありますので、複数社のお話を聞きながらじっくりご検討ください。
Q.
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【深川エリア×新築マンション探訪】#2 リビオ森下リバーテラス

はじめに

深川エリアの不動産に関わる地域情報メディア「深川くらし」として、深川エリアで新たに供給される新築分譲マンションに関して、「深川くらし」目線でのレビューを伝えたり、紹介をしていく【深川エリア×新築マンション探訪】の第二弾! 引き続き、江東区深川エリアの地域情報メディアを運営するスタッフの一人として、深川エリアに住んでいるいちエンドユーザー目線で、有益な情報をお伝えできればと思います!

【1】物件概要

※出典:「リビオ森下リバーテラス」公式HP

所在地 東京都江東区新大橋一丁目6番6(地番)
交通 都営新宿線・都営大江戸線「森下」駅徒歩5分 東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅徒歩9分
総戸数 49戸(うち22戸は非販売)
敷地面積 1,126.44㎡
建築面積 646.50㎡
延床面積 2,979.53㎡
竣工時期 2024年5月下旬竣工予定
入居時期 2024年6月下旬入居予定
構造・階数 鉄筋コンクリート造地上9階
分譲後の権利形態 敷地は共有、建物は区分所有
用途地域 準工業地域
土地権利/借地権種類 所有権
駐車場 平面5台(うち身障者用1台)
駐輪場 73台
バイク置場 5台
トランクルーム なし
管理形態 管理組合結成後管理会社へ委託
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初期費用5万円でスタート。まちの小さな不動産会社が、Webメディアを4年間運営して気づいたこと

東京都江東区、富岡八幡宮のある歴史のまち門前仲町と、カフェや美術館など若者で賑わう清澄白河。これらの地域を含むいわゆる「深川エリア」に、小さな不動産会社があります。 2016年、東京都江東区深川に創業した株式会社トラストリー。現在7期目に突入し、社員は現在3名です。実店舗「リフォーム不動産深川studio」で物件売買やリノベーションのご相談をお受けするほか、2018年に、初期費用5万円ほどでWebメディア「深川くらし」を立ち上げ、これまでに400記事以上を公開。 近年は、大手不動産情報サイトのみに頼らず、自社メディアやSNS、ポスティングなど、自分たちのできる範囲でこつこつと集客を行い、新しいお客さまとの出会いをつくってきました。こうした積み重ねのおかげで、これまで600組を超えるお客さまのご相談をお受けすることができました。   この記事では、私たちの歩みを振り返りつつ、今抱えている悩みや、今後の展開についてもまとめてみました。 ・地域メディアの立ち上げに興味がある ・地域や暮らしにまつわるビジネスに興味がある という方はもちろん、 ・いつか物件購入やリノベーションをしてみたい ・深川エリア(清澄白河や門前仲町、森下など)に暮らしてみたい なんて方も、ぜひご一読いただければ嬉しいです。  

|地域のお客様と、長くお付き合いするために生まれた会社

  2016年、代表の柴田が立ち上げた会社、トラストリー。 もともと大手不動産会社のグループ企業役員として、20年以上のキャリアのある柴田ですが、たびたび転勤があったり、ほんの数年で店のほとんどのスタッフが異動で入れ替わってしまったり、大企業だからこそお客様とのお付き合いを長く続けられないことに、ジレンマを感じていたのだそう。そんな時、出会ったのが深川のまちでした。 柴田「単身赴任で1年ほど門前仲町のオフィスに勤めていたことがあるんです。その夏、永代通り沿いのビルから富岡八幡宮の本祭りを見た瞬間、血が騒ぎましたね。都心ほど近い利便性に優れた場所ながら、昔ながらの下町風情を残し、古き良き文化と新しい文化が共存できるまち…地域の人同士のつながりや、歴史、そして物件の動きを見て、ビビッときました」   すっかり気に入った深川のまちで、お客様と長くお付き合いできる関係を築きたい。そんな思いから生まれたのが、トラストリーでした。

|テンプレのない接客だから、予想外の提案も

  私たちトラストリーの特徴のひとつは「テンプレのない接客」。 一般的な不動産の案内は、はじめにお客様の予算やエリアのご希望を伺い、そのご要望を受けて、すぐに内見のご案内へと移りますが、私たちは、お客さまの希望にしっかり耳を傾け、その一つひとつを深掘りするので、最初のご相談内容とは違った提案をさせていただくことがあります。 柴田「最近ですと、清澄白河近辺で戸建を探しているというお客様がいらして。物件のご提案の前に、なぜ戸建なのか? どこが魅力なのか?を詳しく聞いてみると、広い家がほしくて、奥さんも畑を持ちたいというので、あえてこの辺りで買わなくても良いのではないか? と提案したんです。 同じように、最初はこちらで探していたけど、最終的には東京の西側で探すことになったお客様もいらっしゃいます。物件を購入する以前に、なぜそうしたいのか、こだわりを掘り下げるのは、とても大事なことなんです」 一人ひとり、理想の暮らしは違うので、全ての方に同じ提案はできません。 何が一番大切なのかを、お互いにすり合わせて納得した上で、次のステップに進むことが大切だと信じています。だからこそ、私たちは、物件を購入すべきか迷っている方、住まいのイメージが具体的になっていない方にこそ、気軽にご相談いただきたいのです。 ▼優先順位を決められない、そんな方にこそ来ていただきたい! https://f-kurashi.tokyo/interview-5/ 

|地域に根ざした拠点とスタッフ

  会社のもうひとつの特徴は「地域に密着した企業」であること。続きを読む

購入した先輩から学ぶ「なぜ住宅を買うのか。」「いつまでに買うのか。」

不動産の購入にこだわることなく、一生気楽な賃貸暮らしを選ばれる方も少なくないと思います。
購入しない理由として、
「住宅ローンに縛られたくない」
「将来的に実家に戻るので」
「気軽に住み替えをしていきたい」
など、購入しない理由もそれぞれあることかと思います。

では実際に購入した方は、
「なぜ住宅を買ったのか」
「どのタイミングで購入したのか」
購入した人なりの考え方や理由も必ずあるものです。

現在、賃貸と購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
以下、購入した理由の上位から見てみましょう!

1. 金利が低く今が買い時だと思った

史上最低金利と言われてから何年経ったでしょうか。最近の日銀総裁の発言からしてもまだまだ低金利は続きそうですが、この先何十年と支払っていく住宅ローン。
低金利が続いていると、今のうちに住宅ローンを借りて、元気なうちに繰り上げ返済していきながら早めに完済したいと考える方たちが増えてきています。

逆に元気なうちでないと、団体信用生命保険に加入できずに銀行ローンが組めなくなる可能性も。団体信用生命保険料は銀行の住宅ローン金利に含まれており、借りた方が死亡や重度の障害などにあった場合、その後の返済が免除になるのです。
最近の団体信用生命保険は内容も充実していて借りる銀行によって内容が若干違いますが、8大疾病やがん告知の段階で、その後のローン返済が免除になる可能性もあるのです。

住宅ローンを重荷と捉える方もいらっしゃいますが、団体信用生命保険への加入は賃貸には無いメリットとして、家族に安心感を与え、購入を決断される方も多いのです。

2. 家賃が高くてもったいない

誰しも「損をしたくない」という心理があるように、現状の家賃や更新料をもったいないと考える方は多いようです。

賃貸暮らしは住み替えが楽とお考えの方も多いようですが、引っ越しが多いと、その都度契約金や引っ越し代などで、引越貧乏になってしまうことも。

毎月気前よく(?)多額の家賃を大家さんに払っていても、資産として何も残らない賃貸暮らしに不安を覚える方はとても多く、特に更新(更新料の支払い時期)のタイミングで検討される方は、今でも購入するきっかけの上位を占めています。

3. 子供や家族のため

お子様や家族のために何かしらの資産を残したいと考える方は多いようです。

また、お子様にとって実家とは親元を離れても思い出に残る大切な場所。
家族が増えたり、学校に入学するタイミングであったりと、家族の成長に合わせて家族の終の棲家として購入される方もいらっしゃいます。

若いうちに購入した先輩たちは、家族の成長のタイミングやライフスタイルの変化に応じて買い替えられる方も少なくありません。

住宅ローンで購入して団体信用生命保険に加入することにより、ご家族への安心にもつながります。

4. 老後の安心のため

一生賃貸費用を支払い続けることに老後になってから不安に感じる方は多いです。

賃貸暮らしでは、毎月毎に家賃を支払いますが、平均寿命が長くなっている現代において、亡くなるまで一生賃貸費用(家賃、更新料など)を支払うことは、心の片隅に緊張感を生み出します。

もちろん、購入した場合でも住宅ローン完済後に管理費を支払うことや、固定資産税などを支払い続けることが必要になりますが、毎月の賃貸費用を支払うことへのストレスに比べたら、持ち家の方は最低限の生活が保障されるので、特に老後においては安心です。…

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都内の中古マンション購入をおすすめする5つの理由とは

マイホームの購入は、人生の中で一番高い買い物で一生のうち一度あるか無いかと言われてきました。
そんな中でも、人生の中で何度も買い替えをされている方もいらっしゃいます。

「買うのと借りるのとどっちが得か?」と永遠のテーマのごとく悩まれる方も少なくないと思いますし、震災や災害、はたまた今後の給与の不安など、購入すること自体が大きなリスクにつながる可能性も否定できません。

でも、購入を選択することで、老後の安心が手に入り、さまざまな不安が払しょく出来るのであれば、購入への決断も高まることでしょう。

昔から新築物件好きな日本人ですが、都心周辺を中心にして、急速に中古マンションの人気が高まっています。
実際にここ最近では、首都圏の新築マンションの供給戸数を中古マンションの取引件数が上回ってきています。

では、なぜ中古マンションが魅力なのかを検証していきましょう。

1.新築に比べて価格が安い

築年数にもよりますが、同エリアの物件の場合、新築のマンションより一般的に1割~5割程度安い価格の物件が見つかります。

首都圏においては新築マンションと中古マンションを比較すると、平均成約価格で2000万円程度もの差が出ています。

欧米ではそもそも築年数という概念があまりないので、新築と中古の価格差はそれほど無いのですが、日本はまだまだ新築プレミアムの価格になっているので、中古物件の方がお買い得と言えるでしょう。

築年数の経過とともに物件の価格が下がるのが一般的ですが、新築後5年から10年で10~15%前後、10年~20年で20%前後、20年以上を経過すると値下がり幅は少なくなっていきます。

管理状況や駅距離などによっても違ってきますので、値下がりしにくいエリアの物件を選ぶことも重要です。

2.物件の選択肢が広がる

中古マンションは、随時新しい物件が市場に出てきています。新築マンションにこだわらなけらば、住みたい希望のエリアで購入できるチャンスは広がります。

価格が安い分、新築では手が届かなかった方でも購入できる可能性が高くなるのです。

また、価格が安くなるということは、住宅ローンの月々の返済はもちろんのこと、総返済額も抑えられるので、その分をお子様の教育費や自分たちの趣味や旅行などに回すことも可能になりますね。

住宅ローンに縛られる人生にならないように、あまり背伸びをせず余裕を持った返済計画を立てることが大事です。

3.実際の物件を見て購入できる

中古マンションを購入する場合には、立派なモデルルームやカタログのような豪華なパンフレットなどは一般的にありません。

新築マンションのモデルルームに行くと、雰囲気や豪華さに目を奪われて、テンションが高まって冷静さを失ってしまった経験のある方も少なくないと思います。

新築マンションは完成する1~2年以上も前から販売を開始するケースが多いので、入居した時のイメージを抱きやすいように、立派なモデルルームや完成イメージパースを掲載したホームページ、さらには立派なパンフレットなどを作成します。

もちろんそれらの多額な広告経費は、新築マンションの販売価格に含まれていることを忘れてはいけません。

中古マンションの場合はそれらが無い分、実際の物件を見て検討できるというのが最大のメリットで、新築マンションを購入して住んでから、「眺望が想像と違った」「風通しが悪かった」「思っていたより安っぽかった」など、残念な思いをすることが少ないでしょう。

他にも、入居者の雰囲気や管理の実際の状況や修繕積立金の積立額などを確認して購入できる安心感があります。

4.室内を自分好みに変えられる

もちろん新築のマンションでも自分好みにカスタマイズすることは可能ですが、新品のものをわざわざ変更するのを無駄と感じる方が一般的だと思います。

中古マンションでも、室内をフルリノベーションして販売してる物件も多いので、そこは同じだと思います。

一方、居住中の築年数の経った中古マンションなどは、リフォームが必要なケースが多く、その際に自分の好みの間取りや設備、色合いなどを変更できるのが魅力です。(※もちろん制約はあります)

一昔前までは、リフォームローンは住宅ローンとは別枠で金利も高かったのですが、現在は住宅ローンに組み入れて借りられるので、金利も安いとあって、自分好みに変えやすい中古マンションを希望する方々が増えてきました。

特にここ最近は、中古マンションに対する若い世代のニーズが増えてきており、「共働き世代」が「職場に近い」「手頃な中古マンション」を自分たちの「好みの間取り」にしたいニーズとマッチするのでしょう。

とはいえ、リノベーションにこだわり過ぎてお金をかけ過ぎたり、自分好みにアレンジし過ぎると、いざ売却する時にかえって売りずらくなってしまうなんて事もありうるので、何事もほどほどに。

 5.資産価値が下がりにくい

中古マンションを新築マンションよりも割安で購入出来たとしても、将来的に価格が下がってしまうのが怖いと購入を躊躇する方もいらっしゃると思います。

もちろん築年数が古くなれば建物の価値が下がってしまうというのが通常の考え方ですが、都内の中古マンション価格については、購入して何十年経っても、購入した時よりも値上がりしていることは珍しいことではありません。

特に都心3区周辺の中古マンション価格は、大きな流れでいうと日経平均株価と連動しているというデータもあり、中古戸建のように築年数が経過するとともに価格が下がってしまうということでもないのです。

管理体制や物件周辺の将来性など、見極めるポイントはいくつかありますが、建築費や人件費がますます高騰する昨今において、中古マンションの魅力は、資産価値の面でも重要なポイントです。

 まとめ

中古マンションの高騰が著しい昨今ですが、建築費や人件費の高騰を反映せざるを得ない新築のマンション価格よりも1~3割程度安い価格や利便性の高い物件を見つけることが可能です。
首都圏においては平均成約価格で2000万円以上もの差が出るほどお買い得です。…

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【深川エリア×新築マンション探訪】#1 パークホームズ東陽町

はじめに

深川エリアの不動産に関わる地域情報メディア「深川くらし」として、深川エリアで新たに供給される新築分譲マンションに関して、「深川くらし」目線でのレビューを伝えたり、紹介をしていきたく、本コラムを執筆させて頂きます!
かくいう筆者、もともと大手新築分譲マンションデベロッパーに勤めていた経験もあり、毎週のSUUMO新築マンションズを読むのが習慣となっておりますので、地元に住んでいる不動産に詳しい、いちエンドユーザー目線で、有益な情報をお伝えできればと思います!

ちなみに、以前深川くらしでは「新築vs中古」をテーマに弊社代表の柴田がコラムを書いていますので、ご興味ある方はこちらもどうぞ!

「新築」と「中古マンション+リノベーション」を比較!どっちがお得?

【1】物件概要

※出典:「パークホームズ東陽町」公式HP

総戸数 97戸
敷地面積 1,554.36㎡
建築面積 783.24㎡
延床面積 5,537.82㎡
竣工時期 2025年3月上旬竣工予定
入居時期 2025年4月上旬入居予定
構造・階数 鉄筋コンクリート造地上11階
分譲後の権利形態 敷地は共有、建物は区分所有
用途地域 準工業地域
土地権利/借地権種類 所有権
駐車場 総戸数 97戸 に対して 敷地内平面 5台
駐輪場 総戸数 97戸 に対して126台
バイク置場 総戸数 97戸
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後悔しない安心の不動産取引を。~不動産エージェント選びの重要性とは~

皆さんは不動産取引を行うときに何から始めますか? 購入の場合は不動産検索サイトで物件を探し、売却の場合は一括査定サイトやポスティングチラシなどから不動産会社に問い合わせをしてみる方が多いように感じます。 いきなり不動産会社に問い合わせをみても、どのような基準で判断すればよいものかの材料もない中で、ただ「売らせたい」「買わせたい」だけの営業マンにかかわると、かえって混乱してしまうことも。。 やはり、「どの会社に頼むか」より、「どの不動産エージェントに頼むか」が大事なのです。

不動産エージェントの役割とは?

「エージェント」とは「代理人」という意味を持つ単語です。 すなわち、不動産エージェントとは「不動産取引をする人の代理人」ということになります。 最近は日本でも転職する際に、「転職エージェント」を利用する方も多くなってきているのではと思います。 中古住宅流通が主流を占めるアメリカでは、個人の不動産エージェントに取引を任せるのが一般的です。 日本ではどうでしょう? 会社の規模的に信頼できるであろう大手仲介会社に問い合わせても、実際にはどんな人が担当してくれるかはわからず、たまたま来店時や問い合わせ時に対応してくれた人が担当者となるケースも少なくありません。 「大手」という看板から安心を感じる方も少なくないでしょうが、会社は選べても営業担当の個人まではなかなか選べないのが一般的です。 不動産の取引において、「売主」「買主」が求めるのは、単なる金額提示や情報提供だけではなく、素人では分からなかったり判断できないときに、的確なアドバイスを求められたり、諸々の交渉ごとなどの目には見えにくいサービスを行ってもらいたいものです。 特に日本の不動産仲介取引においての最大の問題点は、アメリカなどでは禁じられている両手取引が行えることです。 両手取引とは、不動産業者が売主と買主の両方と仲介契約を結んで取引きを行うことですが、これ自体が全て悪いことなわけではありません。 両手取引ができることにより、間に立つ不動産仲介業者(担当者)によっては、両方から入る手数料を優先し、物件を囲い込んだり、売主、買主双方にいい顔をしながら、お客様の利益よりも自社の利益を優先しがちになってしまうのが問題なのです。 この「利益相反」を生み出す取引をアメリカなどでは禁じているという至極まっとうなことを、日本の不動産業界では昔から問題視されていても、残念ながら実行されずに今日に至っているのが実情なのです。

いい不動産エージェントと出会うには

ではどのようにしたらいい不動産エージェントに出会えるのでしょう? アメリカなどではまさしく、不動産エージェント選びから始まります。 そもそもアメリカで不動産エージェントになるには高い倫理規定が求められます。倫理違反があると、例えばエージェントの生命線ともいえるMLSの利用を停止されたり、最悪会員資格を剥奪されることもあるのです。法律を守ることはもちろんですが、厳しい倫理によって規律と調和を守っていますので、日本の不動産業界に抱くイメージとは全く異なるものです。 昔からアメリカでは、「医者と弁護士とエージェントの友人(知人)を持つと、幸せな生活が送れる」と言われるくらいに信頼ある立派な職業なのです。 日本でも最近では、不動産営業マン個人にフォーカスする会社やサイトなども見受けられますが、実際には会社の規模や中身で選んだり、物件から問い合わせをする方が多いのではないでしょうか? 一般的には「誠実」で、「地域の情報に詳しく」「経験豊富」なエージェントを選ぶことが重要です。 小規模の会社であるほど、会社の看板よりも個人を売りにするケースが多いので見つけやすいかもしれません。…続きを読む

教えて吉野さん! 物件購入を検討するとき、ファイナンシャルプランナーに相談したほうがよい理由を聞いてみた

Webメディア「深川くらし」を運営するリフォーム不動産には、新築・中古物件のご購入について相談される方が多くいらっしゃいます。この記事を書いている私、鳩も、リフォーム不動産で相談を重ね、物件を購入したひとりです。

今だから言えるのですが、相談について、ひとつだけ後悔があります。はじめて訪問したあと、すぐに内見のフェーズへ移ってしまったのですが、先にファイナンシャルプランナーの個別相談に参加するべきだった…と。

当時は予算さえ決まっていれば、問題ないと考えていたのですが、実際に暮らし始めると、あれこれ気になることが出てきました。「子育てしながらローンの支払いを続けるのって大変!」「今のローンの支払いって、収入に見合ったペースなのかな?」こういうモヤモヤは、第三者の意見を聞いていれば、スッキリしていたかも、と思うのです。

リフォーム不動産で物件を購入されるお客さまの約8割が参加するという、ファイナンシャルプランナーの個別相談(以下、FP相談)。物件購入において避けては通れない「お金の話」ですが、FPの方とお話すると、ずばり、どんなメリットがあるのでしょう。

リフォーム不動産の専属FP・吉野 錦さんに、お話を伺いました。

FPの吉野さん。第一印象は、とにかく爽やか! (撮影場所:リフォーム不動産深川studio)

 

ファイナンシャルプランナーは、どんなお仕事?

 

–– これまでに物件購入されたお客さま数名にインタビューをしているのですが、どこで話を聞いても、吉野さんのお名前が挙がります。みなさん口を揃えて「吉野さんだから信頼できる!」とおっしゃっていました。

ありがとうございます! そうおっしゃっていただけるのは、仕事冥利につきます。

 

–– そもそもファイナンシャルプランナーって、どんなお仕事なのでしょうか?

一般的には「お金の専門家」といわれますが、ちょっとわかりづらいので「人生におけるカーナビのような存在です」とお答えしています。

例えば、現在地から車で遠く離れた目的地を目指すとき。いくつルートがあるか、どのルートを選ぶべきか、どんなハプニングやリスクが待ち構えているのか、予算は足りるのか。そうした不安要素を整理して、最適なプランをご提案し、お客さまを目的地までご案内するのがFPの役割です。

––  ふむふむ。なんとなくイメージがつきました。「人生」といっても、具体的にはどんな分野で私たちを案内してくれるのでしょうか。

FPには大きく6つの専門知識があって、その中でも私は、ライフプランニングや保険、不動産を得意としています。もちろん、それ以外のご相談も大歓迎です。

–– ん?? ということは、不動産以外のことも相談できるんですか!

もちろん! 生涯の不安に関することなら、何でもご相談いただけます。結婚や出産、転職についてのご相談も多いですよ。一度不動産のご相談をいただいた方から、後々、お子さんの進学にともなう資金について、ご相談をいただいたこともあります。ライフプランは変化するのがあたりまえなので、最初のご相談から内容が変わってしまっても大丈夫です。

 

–– なんと頼もしい! 吉野さんは、現在代理店に所属されていると伺いました。フリーランスに近い働き方と思いますが、これまでは、どんなお仕事をされてきたのでしょう。

もともとは、大手不動産会社にFPとして勤めていました。証券会社の内定もありましたが、お客さまの人生における大きな買い物をまかせていただけられるのは夢がある、という先輩の言葉が胸に響いて、不動産業界を選びました。

その後は、より長くお客さまとお付き合いをしたくて、大手生命保険会社へ転職。不動産に比べると、保険は人生のトータルプランニングに関わるので、同じようなタイプのご相談でも、提案の幅がぐっと広がりましたね。

それからは、お客さまにとってより最適なプランをお届けしたい思いから、自社商材に縛られずご提案できる代理店の所属に至ります。現在は、30以上の保険商材を扱っているのですが、その分の研修を受けなくちゃならないのが、もう大変でした(笑)。

–– 吉野さんは、FPとしてのご経験も豊富な上に、プライベートでは2児の父! 20代にして既に2回も住宅購入を経験されていると伺いました。

実は今、3回目の購入検討中です(笑)。「FPだから自分の人生もやっぱり計画どおりなのか?」と尋ねられますが、未来予知ができるわけではないので、もちろん予想外のこともたくさんあります。ただ、ハプニングに遭遇したときの判断に迷わないよう、現在地と目的地と、そこに向かうまでの最適なルート、そうしたポイントは抑えているつもりです。

 …

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リニューアルオープン!深川江戸資料館|清澄白河

8月1日リニューアルオープン!

深川江戸資料館は、およそ9ヶ月の休館を終え、ついに2022年8月1日リニューアルオープンしました!
リニューアル前に代表の柴田が行った時の記事はこちらから。
今回は深川江戸資料館初体験のスタッフが潜入!

さっそく入口近くのカウンターでチケットを購入!

入館料は個人で大人(高校生を含む)400円、小中学生は50円!お子様が気軽に歴史に触れられる資料館です。

チケットは歌川広重が描いた有名な浮世絵「大はしあたけの夕立」
大橋とは現在の隅田川に掛かる新大橋のこと。姿は変わっても残り続けているのはすごいですね…。

いざ、展示室へ!

展示スペース入口には江戸の歴史がずらり!

江戸の町を写した屏風や当時から歌われていた子守唄の話、みんな一度は歴史の授業で耳にする寺子屋での生活などを知ることができます。

江戸の歴史をまとめた展示を抜けると、目のまえには古き良き江戸の街並みが。
照明に合わせて音楽が鳴り、時には雷雨になることも…!

階段を降りるとスタッフの方に話しかけられ、「今、降りてきた階段何に見立ててると思う?」と。
江東区歴の浅い私はなんとなーくで永代橋?と答えるとまさかのビンゴ!
ここの街の風景は永代橋を降りてすぐ、現在でいう佐賀の地域を再現したものなんだそう。

当時のお家やお店が再現されています。
コンパクトですがすっきりと空間を生かした間取りになっています。土間や吊るしでうまく収納されていますね…。
物が少なめなのも特徴的。物を持ちすぎない生活も便利そう。
4枚目の土間には子供用の草履も!ちっちゃくてかわいい!

こちらは食べ物屋さん。いまでは信じられませんが、小さな店構えで天ぷらや稲荷が売っています。
3枚目の蕎麦屋さんは屋台ごと担ぐスタイル!

こちらは共同のごみ箱。ゴミ箱と言ってもこの時代のゴミは貝殻や割れた茶碗などのせともののみ!生ごみなどは肥料などに再利用して使っていた為、ほとんどゴミは出ないそう。
出されたゴミは海岸に運ばれ埋立地に。ここ江東区は埋立地が多い地域でもあります。

昨今は「SDGs(持続可能な開発目標)」を目指した生活スタイルの方も多いですが、この時代はもとより基本的には物をすてない生活をしていたのですね…。
今は欲しいものが何でも手に入る時代。物を持ちすぎず身軽に生活していた江戸時代を振り返ってみるのも面白いかも。

その後も江戸にまつわる様々な歴史をお話していただきました!勉強になる面白い話ばかりなのでぜひ

施設情報< 深川江戸資料館>

住所:東京都江東区白河1-3-28
アクセス:都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅 徒歩3分
営業時間:展示室 9:30~17:00(入館は16:30まで)
小劇場・レクホール 9:00~22:00
定休日:第2・4月曜日(ただし祝日の場合は開館) 年末年始(12/29~1/3)…

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