あなたの日常に本を<古書ほんの木>|高橋

店内にはたくさんの本・本・本

最近はおしゃれな新しいお店が続々と出店している注目のまち、清澄白河の駅から徒歩約5分。 昭和6年当時から連載されていた漫画「のらくろ」があふれる昭和レトロな雰囲気が残る商店街、のらくろード(高橋商店街)に古本屋「古書ほんの木」があります。

▲本棚やラックは木で統一されており、温かみを感じます。古本屋さん特有の埃っぽさがないのも嬉しい。

ここはジャンルを問わず本が集まる場所。店内に一歩入ると様々な年代の本が所狭しと並びます。 入ってすぐのところは絵本コーナー。小さなお子様から大人まで懐かしむことのできる絵本も古本ならではな価格で販売されています。

▲幼少期の頃大好きだった「いないいない ばあ」とても懐かしいです。じぶんに子供がいたらついつい買ってしまいそう…

向かって右手側には画集や写真集などの芸術関係の本が並んでいたり、そのさらに奥には漫画、左側には哲学書や小説など。 ざっくりジャンルごとに分かれているので気になっている本も探しやすいですし、はっきり分けられていないので、たまたま目に入った本と新しい出会いがあるかも。 「ほんの木」さんでは古本・古書はもちろん、新書もいくつか並んでおり、懐かしさと新しさどちらも感じることができるのも魅力。また、お店の外には手に取り易い価格帯の本も並びます。 もちろん古本屋さんなのでもう流通していない本や絶版本などの珍しいものもラインナップ。地域のご高齢のお客様が「懐かしい!」と手に取ることもあるみたいです。

のらくろードで出店したきっかけ

小さいころから本が好きだったという森下さん。のらくろエプロンがトレードマークです。

店主の森下さんは古本の街、神保町で約10年ほど働き、独立。ここ、のらくろード商店街にお店を構えて約10年が経ちます。 独立する際、出店する場所を探すにあたって、古本屋は目当ての本を探し回る方も多いので、周囲に2、3店舗あり、ぐるぐる回れるほうがいいということもあり、もともと古本屋があるエリアを中心にみることに。 その中でたまたま見つけた「森下駅」が、自分と名前が同じところにもシンパシーを感じ、近くにあるここ「のらくろード」にお店を構えたそうです。 のらくろードに店を構えるなら!と田河 水泡 著の「のらくろシリーズ」は欠かさないようにしているそうで、のらくろード商店街に訪れたお土産として、お客様が購入されることもあるんだとか。 「のらくろシリーズ」は発売当時からのものや復刻版のものもあり、今では珍しいハードカバーの布張り、しかもケース付き! 独特な色彩はどこか新しさも感じます。

地元に愛される古本屋さん

お店には近所のご高齢の方から小学生、古本屋巡りに来た方など、さまざまな人が集まります。 沢山の人から愛されるのもそのはず、一日の半分は本の掃除や手入れに時間を充てるという森下さんの本への愛や、明るい人柄あってこそだと思います。 森下・清澄白河周辺には素敵なカフェも多いので、ゆっくりコーヒーを飲みながら読書する休日もいいかも。 そんな時間のお供に、ぜひ一冊手に取ってみては?
<​古書ほんの木>店舗概要
住所:東京都江東区高橋8-4 コヤマビル1F アクセス:東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅徒歩約6分 都営新宿線・都営大江戸線「森下」駅徒歩約5分 営業時間:12:00~19:00 定休日:月曜日 営業日・営業時間はSNS・HPでご確認ください。 ⇒ ホームページInstagram続きを読む

昔と今をつなぐ<深川蒸留所>|平野

新しいの中に古き良きを

清澄白河から徒歩8分の所に新しくできた「深川蒸留所
平野にあるリカシツと高橋にあるNICO 25 TO GOがタッグを組んで生まれました。

江東区平野の住宅街にあるこの蒸留所。この小さなライトが目印。
実は深川くらし内でもご紹介してる​チャリティーショップUzuのすぐお隣の場所にあります。

さっそく中にはいると正面には大きな蒸留器が待ち構えます!
こちらの蒸留器は江戸時代に伝来し薩摩でのみ確認された「ツブロ式蒸留器」をベースに、リカシツでもともと作られていた家庭用蒸留器「リカロマ」を取り入れ、新たに開発された「ニューツブロ蒸留器」。

ガラス部分は特大の200Lフラスコの底を切って作られており、蒸留中も中の様子を見ることができるようになっています。

蒸留器の上部にはカゴが付いており、中にボタニカルをて入れ香りをつける

深川蒸留所ができたきっかけは、barを営んでいた小林さんがジンのおいしさに着目し自身の店で取り扱うようになったことと、リカシツでリカロマを使ったアロマの蒸留イベントに蒸留家の方が来るようになったことが繋がり、元々町の仲間だった二人は「蒸留所作りたいね」と話していたそう。
その後、縁あってNICOスタッフの瀧さんが岐阜の辰巳蒸留所さんで修行へ。
そこで得た知識とリカシツの蒸留の技術が合わさりこの深川蒸留所が生まれました。

左からNICOの小林さん、リカシツの関谷さん、NICOのスタッフであり蒸留家の瀧さん

深川蒸留所のクラフトジン

パッケージは水かけ祭りの水しぶきの写真が使用されており、地元愛を感じる

深川蒸留所で初めて蒸留されたジン「FUEKI
深川にも縁ある松尾芭蕉の俳諧の理念”不易流行”に着想を得てつけられた。
☆「不易流行」とは、伝統を踏まえつつ、一方では新しいものを取り入れることが大切だとする説。 四字熟語を知る辞典より引用

FUEKI」はジンのキホンとなるジュニパーベリーと木場の木材ヒバの木や蒸したショウガ、柑橘などのボタニカルを数種類配合されたウッディで爽やかな香り。
近くの銭湯でサウナ後にさっぱりと飲むもよし!お好みのアレンジでゆっくり味わうもよし!お湯割りで香りを楽しむのもよし!で1本で何度でも楽しめます。…

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