昔と今をつなぐ<深川蒸留所>|平野

新しいの中に古き良きを

清澄白河から徒歩8分の所に新しくできた「深川蒸留所
平野にあるリカシツと高橋にあるNICO 25 TO GOがタッグを組んで生まれました。

江東区平野の住宅街にあるこの蒸留所。この小さなライトが目印。
実は深川くらし内でもご紹介してる​チャリティーショップUzuのすぐお隣の場所にあります。

さっそく中にはいると正面には大きな蒸留器が待ち構えます!
こちらの蒸留器は江戸時代に伝来し薩摩でのみ確認された「ツブロ式蒸留器」をベースに、リカシツでもともと作られていた家庭用蒸留器「リカロマ」を取り入れ、新たに開発された「ニューツブロ蒸留器」。

ガラス部分は特大の200Lフラスコの底を切って作られており、蒸留中も中の様子を見ることができるようになっています。

蒸留器の上部にはカゴが付いており、中にボタニカルをて入れ香りをつける

深川蒸留所ができたきっかけは、barを営んでいた小林さんがジンのおいしさに着目し自身の店で取り扱うようになったことと、リカシツでリカロマを使ったアロマの蒸留イベントに蒸留家の方が来るようになったことが繋がり、元々町の仲間だった二人は「蒸留所作りたいね」と話していたそう。
その後、縁あってNICOスタッフの瀧さんが岐阜の辰巳蒸留所さんで修行へ。
そこで得た知識とリカシツの蒸留の技術が合わさりこの深川蒸留所が生まれました。

左からNICOの小林さん、リカシツの関谷さん、NICOのスタッフであり蒸留家の瀧さん

深川蒸留所のクラフトジン

パッケージは水かけ祭りの水しぶきの写真が使用されており、地元愛を感じる

深川蒸留所で初めて蒸留されたジン「FUEKI
深川にも縁ある松尾芭蕉の俳諧の理念”不易流行”に着想を得てつけられた。
☆「不易流行」とは、伝統を踏まえつつ、一方では新しいものを取り入れることが大切だとする説。 四字熟語を知る辞典より引用

FUEKI」はジンのキホンとなるジュニパーベリーと木場の木材ヒバの木や蒸したショウガ、柑橘などのボタニカルを数種類配合されたウッディで爽やかな香り。
近くの銭湯でサウナ後にさっぱりと飲むもよし!お好みのアレンジでゆっくり味わうもよし!お湯割りで香りを楽しむのもよし!で1本で何度でも楽しめます。…

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