清澄白河で感じるヨーロッパの風<SixDix(シスディス)>|三好

|ヨーロッパから買い付けたこだわりの古着

清澄白河駅から徒歩約6分。
新しいお店から歴史のあるお店まで、さまざまなお店が連なる、資料館通り沿いに並ぶSixDix。
天井が高く、ゆったりとした店内には主にヨーロッパから一つ一つ買付けした古着が並びます。

よくイメージしがちな「古着屋さん」っぽいカジュアルなスウェットやデニムパンツというよりは、モード寄りのアイテムが多く、特にジャケットやシャツ、スラックスが得意。サイズやデザインが豊富です。

1階はアウターやジャケットなどの重めな商品、2階はシャツやニットなどの商品が並んでおり、見応え抜群。
取材時は、BALENCIAGAやJIL SANDER、MARNIなどの有名ラグジュアリーブランドのコレクションから、デザイナーズブランドまで、メンズとレディース共にバランスよく取り揃えられていました。

買付時のこだわりはもちろん、その後の手入れも丁寧に施されているため状態がよく、普段古着屋さんにあまり足を運ばない方でも、選びやすいアイテムばかりです。

2階にはトップスやシャツなどがずらり。ラックから宝探しのようにお気に入りの一着を見つけるのも古着屋の醍醐味ですね。

この日はレディースの靴も並んでおり、写真向かって右の靴はMARNI。ころんとしたシルエットがかわいいです。
モードなデザインが多いながらも、カラーバリエーションは豊富。探すとなかなかお気に入りがみつかりにくい柄シャツやカラーパンツなどもありました。

どれも主役級のアイテムばかりが揃うSixDixですが、セレクトのコンセプトを伺うと音楽でいうところの「サビ」になるアイテムをイメージして買い付けているそう。
そんな「サビ」になるアイテムを軸にコーディネートを組むのも楽しいですね。

|6と10

SixDixは天藤さんと和田さんのお二人共同で経営をしており、大学時代同じ軽音サークルの先輩後輩という間柄。もともとサラリーマンだったお二人でしたが、自身にとっての仕事を見直したことや、服好きが高じて一念発起。
なんと古着屋さん未経験でSixDixを立ち上げしました。

左から読むとSIX、右から読むとDIXの文字

店名の由来はお二人にかかわりのある6(Six)と10(Dix)をフランス語にしたもの。
また、店内にはお二人とのつながりがあるギターやドラムセットの一部が置いてあるほか、洋服が掛かっているパイプハンガーの一部はドラムセットで使われるスタンドが使われています。

先端をよく見るとシンバルワッシャー(シンバルを挟むフェルト)が。たまに気が付く方もいるとか。

もちろん内装にもこだわっており、深川という古いものも大切にしている町に馴染むよう、以前は小料理屋さんだったという古い建物をリノベーション。
当時の柱や梁、階段を活かしながら、設計士と相談を重ねて作り上げたそう。

木の風合いが映えるように壁は塗りで仕上げています。

ファサード(外観のこと)もこだわりポイントの一つで、「外から服は見えるけど店内の人と目が合わないように」とお願いして作成。
確かに、カウンター目の前に入口があるお店って、入店のときにお店の方と目が合って気まずい…となりがちなので嬉しい配慮ですね。

将来的な展望を伺うと、永く地元に愛されるお店にしたいと話す天藤さん。
そんな想いが詰まったSixDixには、ただ服を選ぶだけでなく、訪れるたびに新たな発見や楽しさが待っています。
地域に根付くヨーロッパの風をぜひ感じに足を踏み入れてみては?

<SixDix(シスディス)>店舗概要

住所:東京都江東区三好3丁目9-7
アクセス:東京メトロ大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」徒歩約6分
営業時間
11:00~21:00
定休日:木曜日
※営業時間・最新情報は下記SNSをご参照ください。
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